今日は○○記念日 ① ~ 加藤レディースクリニック・初診察 記念日~
3年前の今日、2016年11月19日は「加藤レディースクリニック・初診察」記念日!
それよりも前の2016年10月22日に夫と二人、検査を受けに行ったのが最初といえば、最初なのだが、いわゆる「治療」開始、となると今日が記念日となる。
記念日、というとなんか楽しい感じだけれど、私の不妊治療が本格的になった、長いトンネルに入った日なので、記念日なのかな。。。
加藤レディースクリニックの前に通っていた病院は大学病院だったため、院内そのものの広さは圧倒的に大学病院だったのだが、リプロダクションセンターの婦人科のスペース自体は街の開業医のクリニックレベルの広さで、待合室に20人いたら一杯という状態だった。
そこから、こんな広さの待合室があるクリニックへ、、
(以下、HPhttps://www.towako-kato.com/より画像を引用。)
ちなみに、この待合室の画像カメラのある後ろにもテーブルがあり、そこでPC作業しながら待てるスペースもあるし、その他のフロアも、、
各フロア、写っていない部分にも待つスペースがあって、本当に広い、、そしてたくさんの患者さん、、「異次元空間」に迷い込んだという感じ。
久々に院内を画像で見て、あの頃を思い出してしまい、胸がギューっとなる。
2018年4月の加藤レディースクリニック/加藤院長のインタビュー記事によると、1日の受診者数は約600人、毎日約20人の患者さんが新たに治療をスタートとのこと。
毎日、600人もの人が吸い込まれるようにこのクリニックに入って行くんだから、「異次元空間」に迷い込んだ感じ、というのは言い得て妙だと我ながら思う。
加藤レディースクリニックには2016年11月~2018年5月までの2年近く通い、採卵回数、実に10回、採れた卵は15個、受精したのは13個、移植できたのは4個、結局、妊娠まではたどり着けなかった。
かかった総額、ざっと計算できるだけでも300万!。
これに交通費や、仕事を休んだ分のマイナスを考えるともっとかかっていた計算になる。
この期間、採卵できて喜び、受精確認で喜ぶ、か、がっくり肩を落とし涙する、凍結確認で溜息と涙、、移植できた後の判定日では期待と諦めと、、そして号泣。
夫とは喜び、がっかりし、励ましあい、、そしてお金の件で険悪になる、という繰り返しだった。
加藤レディースクリニックではかかった費用、まったく博打にお金をつぎ込んだのと同じような結果になってしまったわけで、この金額見たら、そりゃあ険悪になるよね、、、。
もちろん、不妊の原因は私だけではないし、夫でもないし、、一応、二人とも様々な検査をしたが、問題はない、「加齢」による不妊症ということだった。
やり場のない苛立ち、、この苛立ちを夫は「素直に」私に向けたということ。
加藤レディースクリニックを自主退学した後、Shinjuku ART Clinicへ通うことになるのだが、夫は良く、転院を許したな、と思う。
結果、Shinjuku ART Clinicで奇跡が起きて、現在ママとなったけれど、夫は父にはなりたくない、どこかで子供に対する気持ちがずれてしまった。
これから最悪のシナリオを私たちは辿ることになりそうだけれど、そこは、もう、粛々と準備をするしかない。
ただ、今日は、加藤レディースクリニックへ期待に胸を膨らませて通い始めたあの頃の気持ちを思い出し、また私のチャレンジを不満を募らせつつも許してくれた夫への感謝の日にしたいと思う。
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