不妊治療振返り⑫加藤レディースクリニックでの治療 (その6)~最後の治療?KLCとの決別~
今日も梅雨の晴れ間。
明日から雨とのことなので、大物含めせっせと洗濯をする!
ハナコも気持ちよく日光浴中!
思いがけず、入院することとなり、私のブログも「入院生活」を中心にしばらく綴っていたが、不妊治療の振返りを再開しようと思う。
前回の振返りは、治療のリミットを「45歳」としていたものの、誕生日を迎え46歳となり、加藤レディースクリニックで2017年12月19日の妊娠判定は陰性に終わって・・
と言うところまででした。
それ以降の私、治療中であることを忘れるかのように仕事・プライベートともに怒涛の忙しさに襲われることになるのです。
<2017年12月>
翌年、1月7日に目黒→千葉県松戸市へ引越しをするにあたり、
①松戸市のマンションのリフォーム工事
・業者選定、相見積もりに伴う各社現地立ち合いでの打ち合わせ
・見積内容チェック、再見積もり、発注
・工事、途中経過などチェック、現地複数回往復
②目黒のマンションのリフォーム工事
(賃貸に出すにあたり同じく、業者選定などなど)
③目黒の物件を賃貸に出す
・家賃相場確認
・物件資料作成
・不動産業者回り
・管理会社選定
④仕事
・年末駆け込みでの契約4件対応
(契約書作成、契約手続き立ち合い、などなど)
それに加えて、引越し準備・・・夜な夜な荷造り・・・
あっと言う間に年が明けてしまう。
<2018年1月>
・1/7に引越し
・1/8、ソファが入らないトラブルに見舞われ、考えた挙句、荷物を搬入してくれた引越し業者にソファのみ、目黒へ送り返すことにしたため、その受取のため目黒へ舞い戻り、粗大ごみの手続きをし、松戸へ戻る
・1/9 メープル鍼灸治療院で年末年始、引越しの疲れをとる
・(仕事)年始、スタートダッシュ?で契約が重なる
・(仕事)年始、スタートダッシュ?問い合わせ対応に追われる
バタバタの中、それでも週1回のメープル鍼灸治療院での治療は譲れない!!
ということで、1/9に続き、1/18、1/26とメープル鍼灸治療院へ。
せっせと通い、仕事の愚痴や新しい街の様子などをメープル先生に聞いてもらう。
今周期、治療はお休み。
<2018年2月>
・(仕事)年度末に向けての契約が多く発生、バタバタ!
・(仕事)新規で担当が2件加わりバタつく
・賃貸で募集をしている目黒の物件の管理、問い合わせ状況から、近隣不動産会社(仲介店)へ営業を毎週掛けに行く
・目黒の物件のリフォーム進捗確認で毎週、現地確認
メープル鍼灸治療院での治療(2/1、2/9、2/22、計3回)
1月より落ち着きを見せるも、変わらず忙しい&賃貸で募集をかけている目黒の物件の進捗が見られず、焦りが出てくる。
賃貸しかも、ファミリータイプの物件なので、2月、3月で決まらないと夏まで決まらない?? ローンが残っているのと、松戸のローンもあるので、我が家の財政上、耐えうるのはあと3か月?
治療のほうに意識がいかない。(または無意識の現実逃避?)
今周期も治療はお休み。
<2018年3月>
・(仕事)年度末に向けての契約対応は変わらずあるも、落ち着いてくる
・(仕事)担当先とのトラブル発生、対応に追われる。
メープル鍼灸治療院での治療(3/2、3/9、3/23、計3回)
実は、この月、法人を設立。
設立に向けては夫が奔走したので、私は平日にしかできない事務的なサポートのみだったが、我が家にとっては大きな節目の月となる。
気候も良くなり、テニスを再開するべく、近隣のテニススクールの体験申し込みを始める。以前目黒区で通っていたスクールと比べると少し物足りない印象はあるものの、「会費なり」かな、と思い、キャンセルルールが緩く、フレンドリーなところに入学決定! 少しづつ、プライベートでもベースを固め始める。
その他、月末にタイ人の友人2名が来日。
東京観光、食事と久々に英語を使い、自分を取り戻したような感覚。
そろそろ、治療も再開しようか!という気分になるも、、、、
夫との話し合いで、「現在、目黒の物件も決まらず、住宅ローンが二重にかかっている状態で治療にさらに現金は使いたくない!」とはっきり言い渡される。
(因みに、目黒の物件は私、キララの名義、松戸は夫名義)
最後の凍結胚が残っているものの、、慌てて移植するものでもないのではないか?
生活の落ち着き、経済的な落ち着きがあってこその治療だから、残りの凍結胚への期待感よりも負担感のほうが大きい。
とも言われた。
夫の言う通り、、、あれもこれもは無理である。
不妊治療はお金がかかるという現実を改めて、見直さなければならない。
これまで、KLCだけでも相当額を使ってきており、まるで、一人、若手社員を雇っているかのような、額が消えいっているんだから夫の言うことはもっともなのである。
確定申告で医療費を計算すると、それは歴然としており、夫に「身の丈に合っていないことをしているんだよ」と言われた時もあり、何度、治療を止めるといったことか・・・。
一旦決めたリミットは越えているのだから、急がなくてもいいじゃん、ちょっと休憩!という思いと、年齢がまた進んだことで早いほうがいい、という思いもありつつ、
でも、受精卵は45歳の時のもので、卵はこれ以上、年を取らないし!、などと自分の中でごちゃごちゃ言い訳めいた思いが交錯する。
3周期、治療を休んでいたが、次の周期も休むことにした。
<2018年4月>
・(仕事)新年度となり、新規事業計画が始まり、その事業部長に抜擢される。
打ち合わせ、資料作りなどで忙しくもやる気十分!出張が増える。
・(仕事)既存担当業務もボリュームは変わらずあるもこなす。
・目黒の物件、申し込みあるも、キャンセルを食らい、振出しに戻ったため、宙に浮かせているのも限界と判断、売却へ舵を切りなおす。
メープル鍼灸治療院での治療(4/6、4/19、計2回)
仕事が新しい展開を見せ、忙しくも充実し始め、テニスにも週一回通い、心身ともに調子が良い。
オーストラリアから高校時代の友人が遊びに来ており、また英語を使うことで、自分らしさを維持。英語を話しているときの自分、なんか生き生きできている気がするのは気のせいか?
仕事、テニス、友人との再会でエネルギー充電、かつ、目黒の物件を売却する決意ができたので、モヤモヤが一つなくなり、視界が広がってきた。
売却することで夫も納得し、であれば、経済的な面でも負担が減る手立てができるので、治療を再開しよう!ということになり、残りの凍結胚を次の周期に移植することにした。
ということで、治療、再開!
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2018年4月27日 KLC D12のホルモン値チェック
採血
↓
内診
↓
診察
(担当:加藤医院長先生)
E2------382
LH------8.3
P4------0.2
ホルモン値は特に問題なし。
今周期、残っている凍結胚を移植したい、と伝えると
「ホルモン値、特に問題ないので、移植していきましょう。5/4で行きましょう。」
はい、わかりました。
ところで、、と院長先生が切り出す。
「 治療のやめ時とか考えていますか? うちでの採卵、移植と治療を重ねてこられてますが、採卵9回、移植は3回、これからもっと状況が厳しくなると思うんです、年齢的にも」
そうですね、46歳になってしまって、顕微授精でやってもなかなか胚盤胞まで育たない、移植しても着床しない、というのは事実なので、これを最後にしようと思います。
「それでいいと思います。」
では、5/4、よろしくお願いします。
・・・・KLCはあまり感情とかは出さない、ドライというか、本当に無機質な対応。
医院長先生直々に、淡々と、直接的な言葉で「無理」と言われたわけではないが、事実上、「無理」宣言をされたわけである。。。
ドライな空気の中で、平静を装っていたが、やはり不妊治療の「最後の砦」として名をはせている「あの加藤レディースクリニック」に「見切り」をつけられてしまったのは、ショックだった。
しかも、院長先生に。。
とりあえず、移植に向けて、体を整えることだけを考えよう!
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2018年5月2日 メープル鍼灸治療院
移植に向けて体を整えてもらう。
メープル先生にKLCで医院長先生に見切りをつけられた話をし、今回で最後にすると伝えた。
そっか、そっか、と話を聞いてくれた。
まずは、明後日の移植、頑張ろう!とエールを送られる。
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2018年5月4日 KLC 移植
GW真っただ中、「みどりの日」ではあったが、いつものパターンで私一人、クリニックへ。
受付を済ませ、ホルモン値チェック
E2------142
P4------22.8
↓
凍結胚準備
↓
昼食のため、外出
↓
ナースセンターへ
体温・血圧測定
↓
施術室
移植
↓
ベッドへ
15分くらい横になってから
↓
診察室へ
培養士との話
今回、移植した受精卵は「D」判定!
前回「C」から1ランク落ちるも、妊娠の確率20~34%とのこと。
結果を待つのみ。
フロモックス、デュファストンを処方される。
↓
会計
本日の支払額:126,006円
判定日は5/11
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2018年5月7日 メープル鍼灸治療院
移植情報等を報告、着床に向けて施術してもらう。
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2018年5月10日 メープル鍼灸治療院
判定日直前の最後の一押し!
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2018年5月11日 KLC 判定日
ホルモン値チェック
E2------40
P4------4.0
β‐HCG----0.0
Σ(゚д゚lll)ガーン、、、β‐HCG----0.0 ですか・・・・・
0.0とは、疑う余地もなく、「完ぺきな陰性」の判定。
参りました!!!
最後の診察、特に先生と話すこともなく、「陰性」と伝えられても、
はい。 数値結果を見れば、わかります。 お世話になりました。。。
と言って、診察室を出る。
会計も血液検査代、確か、7000円くらいを支払い、KLCを後にした。
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最後の「持ち球」もなくなり、すっかり在庫はゼロ。
この時の私の心境は、、、限りなく「無」に近く、日記にも何も記していなかった。
西新宿から自宅までの30分の記憶はない。
翌日、5/12から14まで2泊3日で日本に遊びに来ていたアメリカ人夫妻と我々夫婦、4人で福岡へ旅行へ出かけていき、彼らをアテンドすることに集中!
彼ら、日本語が話せない!でも日本大好き、という。。
明るく、楽しい夫婦だったので、こちらも色々と世話を焼きたくなる。
福岡から戻った翌日、5/15に彼らを成田まで見送りがてら成田山観光を一緒にし、怒涛の英語漬け!久々に4日連続英語漬けで頭はフル回転、舌もフル回転(笑)で治療の結果を忘れさせてくれる、とてもよい気分転換になった。
この気分転換が功を奏したのか?
KLCでの治療はこれで終了~ Ω\ζ°)チーン となるのだが、、我々夫婦にとって、ここから色々なことが大きく展開してくのでした。
続く