killarahanakoのブログ

43歳からはじめた不妊治療!47歳8か月で出産した超高齢ママ。愛犬ハナコのこと、日々の生活を不妊治療当時を振返りながら綴っています。

Shinjuku ART Clinic から卒業~総合病院へ / マタニティーライフ・ハードル① それぞれの両親への報告

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Shinjuku ART Clinicで紹介状をもらい、阿部院長先生との感動的な「卒業面談」から2日後、2018年12月14日に市内の総合病院、松戸市立総合医療センターでの初めての診察を受けた。

 

松戸市立総合医療センターは一年前に移転、リニューアルしたこともあり、とてもきれいで広い!!Shinjuku ART Clinicは、ワンフロアで割とコンパクトな作りだったので、松戸市立総合医療センター広さに戸惑いつつ受診。

 

初回の診察は、週数確認、予定日の確認、そして内診だった。

診察担当は産婦人科部長 海野 洋一医師。

「順調ですね」と言っていただき、安心する。

 

Shinjuku ART Clinicから2日後の診察だから、特に変化はないはずだが、まだ妊娠そのものが実感が持てず、素直に喜べない、むしろ不安で仕方がない私にとっては、極論、毎日、エコーで確認、心拍も確認したいくらい。。。

 

次回の診察は2週間後12月28日となったので、またまた不安になる。

 

特に、Shinjuku ART Clinicの診察では後半、ルティナス膣錠をずっと使っていたので、ルティナス膣錠もない、診察の間隔も空く、というのは何か心もとない、、

 

近隣には有名なオーククリニックフォーミズ病院や大きな総合病院がいくつかあるが、なぜ、松戸市立総合医療センターを選んだか、というと建物が新しいから、ということではなく、47歳という自分の年齢を考えると、「ハイリスクな初産」であると思われ、ハイリスク妊婦の経験が多いこと、あと、新生児科があり、NICU(新生児集中治療室)とGCU(継続保育室)と連携していることが決め手だった。

 

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松戸市総合医療センターHPより

 

実際に、まさか本当に新生児科にお世話になるとはこの時、思っていなかったが、結果から考えても、この病院を選択して良かったと思っている。

 

さて、この頃の目下の悩みは、「いつ妊娠を夫の両親に報告するか」、ということだった。

なんと、年末年始にかけて福岡からこちらへ一週間、遊びに来る予定なのだ。

 

年末年始と言えば、「お酒」。

私が飲まないでいるのは不自然だし、東京観光に連れて行くと言っても、体調次第でキャンセルすることも出てくるかもしれない・・・。

 

妊娠12wでの報告は早すぎるのではないか?

 

不妊治療時もそうだったが、「いつ何が起こるかわからない」ので、思い切り喜べず、「地味に喜ぶ」をテーマにしていたし、人に妊娠を報告するなんて、、、、何かあったら「残念なお知らせ」をしなければならないし、、、(基本ネガティブ

 

ウダウダと悩んでいたら、夫に「もう、ありのまま伝えればいいじゃん」とあっさり言われた。

 

ありのまま???  

 

妊娠した

何が起こるかわからないので、ぬか喜びはさせたくないから言いたくなかった

・年末年始、体調次第ではたいしたお構いはできないかもしれない

 

箇条書きにするとキツイ表現に見えるが、言葉を選びながら伝えることにした。

 

そして、義理の両親が上京する一週間前に電話で「夫から」まず、第一声、伝えてもらうことになった。

 

夫に義理の両親の反応を聞いたところ、特になかったと聞いて拍子抜けした。

「そんなことであれば、迷惑をかけるのでそっちには行かない」と言っていたとのこと。

 

それは、義理の両親が来ないというのが最悪の事態と考えていたので、私が一番恐れていた反応だった。

 

ネガティブな私としては、「どうなるかわからない妊娠」、「継続できるかもわからない妊娠」でみんなの都合を変えてほしくなかったのだ。

 

そこで、私から改めて義理の両親へ連絡、「せっかく楽しみにしているので来てください」「新居(引っ越してもうすぐ1年というタイミング)を見に来てほしい」と伝え、予定通り来てもらうことになった。

 

ただし、我が家へは宿泊せず、近くのビジネスホテルに全泊することとなった。

 

義理の両親の私への気遣いがありがたかった。

 

とは言え、家にお招きするので、「それなり」に私も気を使ったがやはり大したおもてなしはできず、近くに住む私の両親と妹たちのサポートを受け、私の実家でのおもてなしをし、なんとか楽しい?一週間となった。

 

義理の母と二人きりで話すタイミングもあり、「妊娠」のことを話すと、「治療していたなんて知らなかったから・・・大事にしてね。」「私、親せきには生まれるまで言わないわ!生まれたって知らせてみんなをびっくりさせてやるんだ!」と言っていてちょっとびっくりした。

 

義理の両親にとっては初孫ということになる。

 

私の想像ではあるが、義理の両親は息子二人が姉さん女房で、どちらも(私も義理の弟の奥さんは私よりさらに年上)年齢的には子供は厳しいと諦めていたのだと思う。

 

だから、私よりも「まさか」な事態なのかもしれない。

一言も「おめでとう」と言われなかったので、そのことに驚きつつもそれが本音なのかもしれない、、、。

 

正直、おめでとうとか言われて過剰に反応されるより、気持ちが楽だった。

 

それに反して、実の母の「過剰反応」は私にとってキツイもので、どこかフワフワ・・・

 

※私の両親は、私の誕生日ディナーで妊娠を伝えることになってしまい、まだShinjuku ART Clinicを卒業する一月も前から知っている状態・・

 

男の子かしら?女の子かしら?まだ性別はわからないの?

名前は?

下腹部が痛くなったら「流産」だから、気を付けてね。

体調はどう?出かけたりしないでね。

次はいつ病院へ行くの?ママもついて行こうか?

 

を毎日のように言われ、本当に気分が悪くなっていた。

 

フワフワしないように、私がお願いしてもなかなかやめてくれず、結果、夫から私の母に「お母さん、まだどうなるかわからないので、ちょっとだけ、そっと見守ってくれませんか?ぬか喜びにならないように・・・」と言ってもらって、なんとかくぎを刺してもらった。

 

二人の「」の反応の違い・・・、元々、私の母は空気が読めず、私と反りが合わないこともあるし、義理の母も、気を使ったんだとは思うが、ピンと来ていないのもあっただろうが、こんなに差が出るとは・・・。

 

不妊治療の時の「敵」も母だったが、マタニティライフ(妊娠を継続できるかどうか・・)の「敵」もどうやら母のようだ。

 

心穏やかに、日々を過ごすためにも、年末年始の親族の集まりが一段落したら、しばらく母とは距離を置こうと決意を新たにした次第。

 

それぞれの両親への報告は、思ったより早いタイミングとなったが、とりあえずは完了。第一関門はクリアできた。

 

そして次なる関門は出生前診断・・やっぱり、超高齢出産となると、何も知らずに、何もせずに出産へ突き進めない。

 

メープル先生にも相談したところ、「自分はどんな子でも受け入れると決めたので出生前診断は受けなかったけど、知っておきたいという気持ちはわかる。ほかの患者さんでも受けている人は結構いるので、参考資料をお渡ししますね」と資料もいただく。

 

読めば読むほど、受けなければ、、と思うようになる。

夫にも「出生前診断」というものがあることについて、まず説明し、受けるか受けないかを話し合った。

 

夫の答えは「受けよう」だった。

以下、参考資料として、https://www.genetech.co.jp/type/より出典

 

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出生前診断には、超音波を使った画像の検査と、染色体疾患に対する検査があります。
染色体疾患に関する検査はいくつかの種類があり【図1】、
大きく分けて、非確定検査(それだけでは診断がつかない検査)と、
確定検査(それだけで診断が確定する検査)とがあります。



 

非確定検査は、超音波(エコー)や採血のみで検査ができるため、流死産のリスクがありません。また、検査の種類によっては妊娠週数の早い段階から検査を受けることができます。従来の非確定検査である母体血清マーカーやコンバインド検査は、検査精度が低いことが問題でしたが、近年開始された新型出生前診断(NIPT)は、精度が高い上に採血のみでできるため、注目を集めています。
なお、非確定検査は、「染色体疾患が疑われる」ことを示す陽性結果が出ても診断は確定されないので、羊水検査や絨毛検査などの確定検査を受ける必要があります。

新型出生前診断(NIPT)【10週~】

【図2】

妊婦さんの血液中には、赤ちゃんに由来するDNA断片が存在します。新型出生前診断(NIPT)は、赤ちゃん由来のDNA断片を解析することで、ダウン 症候群(21トリソミー)とエドワーズ症候群(18トリソミー)、パトー症候群(13トリソミー)の可能性を検出することができます。
新型出生前診断(NIPT)では、まず最初に、一つひとつのDNA断片の情報を読み取ります【図2】。

次に、それらのDNA断片が何番の染色体由来かを決定し分類していきます。
分類後、21番、18番、13番各染色体由来のDNA断片の量的な割合をみることで、特定の染色体の変化を検出し、標準値と比較することで陰性か陽性かを判別します。

【図3】

例えば、赤ちゃんがダウン症候群の場合21番染色体が関与します。通常21番染色体は2本ですが、赤ちゃんがダウン症候群の場合3本になります。すると、赤ちゃんの21番染色体の割合は通常の1.5倍含まれることになるため、検査結果が陽性となります【図3】。

検査は10週以降に行い、検査から結果報告まで1~2週間程度かかります。
新型出生前診断(NIPT)は確率を予測する検査であり、確定検査ではありませんので、結果を確定させるには絨毛検査や羊水検査等の確定検査を受ける必要があります。

コンバインド検査【11~13週】

コンバインド検査は、超音波検査と採血での検査を組み合わせた検査です。2つの検査を組み合わせることにより、ダウン症候群(21トリソミー)とエドワーズ症候群(18トリソミー)のリスク評価の精度を高めます。超音波検査ではNT(赤ちゃんの首の後ろのむくみ、【図4】を測定し、採血では胎盤由来の2つのタンパク成分(2つの血清マーカー)の値を測定します。

コンバインド検査の結果は、母体年齢固有の確率に加えて、NT測定とタンパク成分の値、妊娠週数、妊婦さんの体重、家族歴、1型糖尿病の有無など、様々な情報を加味して、赤ちゃんに疾患があるかどうか、妊婦さん一人ひとりの確率を出します【図5】。主に11~13週で行い、検査から結果報告まで2週間程度かかります。
なお、超音波検査では、検査当日の赤ちゃんの姿勢によっては検査ができないことがあります。
また、超音波検査で何らかの所見が指摘されても、その後の確定検査で染色体の変化がみつからないこともあります。

検査結果は確率で表示されるため、ご夫婦としての結果の捉え方が重要です。
例えば、ダウン症候群の確率が20分の1と出たらどうか、200分の1と出たらどうか、あるいは2000分の1と出たらどうか、ということです。
コンバインド検査は羊水検査に進むかどうかの目安として考える方もいるので、ご夫婦の中で基準になりうる確率を具体的に想像したうえで結果を見ることが大切です。また、確定検査ではありませんので、結果を確定させるには絨毛検査や羊水検査等の確定検査を受ける必要があります。

母体血清マーカー検査【15~18週】

妊娠中、赤ちゃんや胎盤で作られるタンパク質は妊婦さんの血流に入ります。
母体血清マーカー検査では、血液中に含まれる赤ちゃんや胎盤由来の4 つのタンパク質(4つの血清マーカー)を解析します。それにより、ダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、開放性二分脊椎症の可能性を調べることができます。これらの血清マーカーの値は妊娠週数が進むにつれて増減しますが、赤ちゃんが検査の対象疾患である場合は異常値を示します。【図6】。

【図6】

  AFP hCG uE3 Inhibin A
ダウン症候群
(トリソミー21)
エドワーズ症候群
(トリソミー18)
-
開放性神経管奇形 - - -

血中濃度 上昇↑ 低下↓

検査結果は、母体年齢固有の確率に加えて、4つのマーカーの増減、妊娠週数、妊婦さんの体重、家族歴、1型糖尿病の有無など、様々な情報を加味して、赤ちゃんに疾患があるかどうか、妊婦さん一人ひとりの確率を出します【図7】。主に15~18週で行い、検査から結果報告まで2週間程度かかります。

また、検査結果は確率で表示されるため、ご夫婦としての結果の捉え方が重要です。
例えば、ダウン症候群の確率が20分の1と出たらどうか、200分の1と出たらどうか、あるいは2000分の1と出たらどうか、ということです。
母体血清マーカー検査は羊水検査に進むかどうかの目安として考える方もいるので、ご夫婦の中で基準になりうる確率を具体的に想像したうえで結果を見ることが大切です。また、確定検査ではありませんので、結果を確定させるには絨毛検査や羊水検査等の確定検査を受ける必要があります。

確定検査

確定検査は、診断は確定しますが、おなかに針を刺して羊水や絨毛を取るので、流死産のリスク(1/100(絨毛)~1/300(羊水))があります。このようなリスクを避けるために、確定検査の前にリスクのない非確定検査を受けることを提案する医療機関も存在します。

羊水検査【15~16週以降】

子宮内の羊水には、赤ちゃんに由来する細胞が存在しています。羊水検査は、超音波画像のガイドのもと、妊婦さんのお腹に針を刺して羊水を採取し、その中の赤ちゃん由来の細胞を培養して染色体の形と数の変化を確認する検査です。羊水検査では、染色体疾患全般を調べることができます。主に15~16週以降で行い、検体採取から結果報告まで2~3週間かかります。

羊水検査はお腹に針を刺して羊水を採取するため、破水・出血・子宮内感染・早産・羊水塞栓症・穿刺による母体障害(血管や腸管など)などの合併症が生じる可能性があります。

さらに、約300人に1人の割合で流産や赤ちゃんが死亡する可能性があります。

また、検査には限界があり、赤ちゃんの状態を正しく反映しないことがあります。具体的には、モザイク(羊水中に正常な細胞と染色体の変化を持つ細胞が混在している)、染色体の微細な変化は検出されないことや、検査できる項目が限られているため、検査結果が正常でも他の疾患(心疾患など)を持って生まれることがあります。

絨毛検査【11~14週】

絨毛(じゅうもう)は、将来胎盤となる部分です。絨毛検査は、超音波画像のガイドのもと、妊婦さんのお腹に針を刺して絨毛細胞を採取し、染色体の形と数の変化を確認する検査です。絨毛検査では、染色体疾患全般を調べることができます。主に11~14週で行い、検体採取から結果報告まで2~3週間かかります。

絨毛検査はお腹に針を刺して絨毛を採取するため、破水・出血・子宮内感染・早産・穿刺による母体障害(血管や腸管など)などの合併症が生じる可能性があります。

さらに、約100人に1人の割合で流産や赤ちゃんが死亡する可能性があります。

また、検査には限界があり、赤ちゃんの状態を正しく反映しないことがあります。具体的には、胎盤限局性モザイク(赤ちゃんは正常なのに、胎盤だけ染色体の変化を持つ細胞が混在している)とよばれる状態が1%程度存在します。この場合、検査結果は陽性であっても、生まれてくる赤ちゃんは染色体疾患を持たない場合があります。
検査できる項目が限られているため、検査結果が正常でも他の疾患(心疾患など)を持って生まれることがあります。

精度(感度)について

感度とは、実際にその病気にかかっている人を正しく陽性として検出できる確率のことを言います。

 

例えば、ダウン症候群(21トリソミー)を例にとると、

確定検査 > 新型出生前診断(NIPT) > その他非確定検査

となります。

感度が高ければ、偽陰性(その病気にかかっているのに、検査が陰性とでる場合)が少ないということも言えます。

 

 

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この件さについて次回の健診がちょうど11wd6にあるため、病院で相談することにした。

 

続く