出産費用のおはなし$
10月1日、今日から消費税10%!
ニュースによると、駆け込みで買いだめする人が多かったとか?
「たかが2%、されど2%」と騒がしいが、私自身は特に買いだめとかせず、静かに今日を迎えた。
と、いうのも買いだめすることで結局お金を使っているわけで、あまりものを家に置きたくない私としては、「在庫」を持ちたくない主義。
なので、特に変化なく過ごした。
それよりも!!!!
もっと大きくお金が戻てくるということがあったので、「2%」ではあまり心が動かなかったのかもしれない。
この大きなお金、というのは先日出産した費用についてなのだ。
私、9日間出産のための入院をし、この9日間個室で快適な入院生活を過ごしたのだが、費用はかからず、むしろお金がもらえるという経験をした。
正確にいうと、入院・治療費の精算に当たって夫の会社の入っている健康保険組合から支払われる出産一時金と入院・治療費が相殺され、出産一時金より差額が生じたため、差額が返金されたのである。
しかも、夫の会社で入っている健康保険組合から付加給付金も併せて支払われる。
結果、合計で採卵一回分相当が保険組合から支払われた計算です。
実は、まったく予備知識なしだったので、本当にびっくりした。
よく勉強されている妊婦さんなどは事前にこういったこと、知識として備えているんだろうと思うと、まさに「お恥ずかしい」話ではあるが、あとで知るに至り、本当にびっくりしたので、ちょっと共有です。
さて、遡ること出産のための9日間入院後、退院した日に精算窓口で言われたこの一言から始まる。
「今回はお支払いはありません。」
?????
精算はない?出産で9日間入院していて、かつ贅沢にも個室だったんだけど。。。
出産一時金以内に納まるため、加入している健康保険組合と病院側で直接精算、手続き後、差額が戻って来ると言われた。
?????
へ?戻って来る?なんで???
自然分娩の場合は上記のように出産一時金42万円で、差額が出れば、それを支払うとなっていて、当然個室の差額ベッド代が自己負担だから、オーバーすることを覚悟していた。
が、帝王切開での出産だったため、帝王切開は、公的医療制度の保険診療や民間の医療保険の対象になるということで、帝王切開にともなう手術や投薬、注射、麻酔、検査、入院料などの医療費は公的医療保険の適用になり、自己負担額は3割で済む、ということだった。
また、公的医療保険が適用になる費用は高額療養費制度も適用されるため、1か月の上限額を超える自己負担部分は払い戻される。
ただし、差額ベッド代や食費、分娩料、新生児管理保育料など公的医療保険が適用されない費用は、全額自己負担になる、ということだった。
この高額療養費制度、私が住んでいる松戸市の場合、以下、HPより抜粋。
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/hoken_nenkin/kokuho/iryouwoukerutoki/kougakuryouyouhi.html
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月の1日から末日までにかかった医療費の自己負担が高額になり、一定の額(自己負担限度額)を超えた場合、その超過分にあたる金額を「高額療養費」として受給することができます。
70歳未満の方
自己負担額の計算条件
所得区分 |
所得要件 |
限度額 | ※多数該当 | |
---|---|---|---|---|
上位所得者 | ア | 901万円超 | 252,600円+(医療費の総額-842,000円)×1% | 140,100円 |
イ | 600万円超901万円以下 | 167,400円+(医療費の総額-558,000円)×1% | 93,000円 | |
一般 | ウ | 210万円超600万円以下 | 80,100円+(医療費の総額-267,000円)×1% | 44,400円 |
エ | 210万円以下 | 57,600円 | 44,400円 | |
住民税非課税 | オ | 住民税非課税世帯 | 35,400円 | 24,600円 |
- 同月内に同じ医療機関に、一人当たり21,000円以上負担のあった保険診療を世帯単位で合算
- 医療費の総額とは、保険診療にかかる費用の総額(10割分)のことを言います。
- 国民健康保険被保険者(社会保険等にご加入の世帯主を含む)の中に所得の申告がない方がいる場合、上位所得者アの区分とみなされます。
※多数該当…過去12か月間に高額療養費の該当が3回以上あった場合、4回目以降の限度額が下がります。
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本当に不勉強な自分が恥ずかしいが、出産一時金以内に納まったのは、
①そもそも、市立の総合病院だったため、出産費用がさほど高くなかった
②帝王切開をしたために、医療保険の対象となり、「医療費」は3割負担となった。
③高額療養費制度を使ったため、医療費が限度額内となった。
※入院する際に、サインしたたくさんの書類の中に、高額療養費制度の申請書が含まれていた、、あまり深く考えず、申請していたらしい
④これまで不妊治療費がかかっており、前年度の確定申告で医療費控除の申告をしていたため、夫の「所得」が「減る」ため、実際の収入より所得区分が低くなり、限度額の設定も低くなる。
ということがポイントだった。
これに加えて、結婚前から入っていた生命保険、私の場合は明治安田生命だが、帝王切開になったことで保険金請求ができた。
支払われた保険金は、入院費日額×日数と退院祝い金などで、こちらも採卵一回分相当の金額が振り込まれたのだった。
妊娠至るまで、相当額を不妊治療に使っていたので、併せて採卵2回分相当の金額が還付されても、、、と思う一方、ないよりはありがたい、嬉しい驚きだった。
※因みに私は3年間の不妊治療で行った採卵は10回以上、移植はその半分。
血液検査やら、諸々合わせると数百万(大げさではなく)かかっている。
夜泣きでフラフラな日々を送っている今でも、ネガティブな考えをもつ治療中からのクセなのか、「本当に妊娠したのか?」「本当に出産したのか?」「夢の出来事だったのではないか?」「超長編の夢を見ているのではないか?」、という思いに駆られる要因の一つに、もしかしたら、出産費用が直接かからなかったことにも一因があるのかもしれない。。。
お金に無頓着で、夫ともめることが多かった不妊治療時期。
確かにお金がかかる、、私は特に43歳からのスタートだったので、助成金などは対象外だったし、鼻からサポートがあるという頭がなかったので、出産に際し、様々なサポートを受けられたことに驚いている次第。
自分たちとしては、差額ベッド代が少なくとも一日8,000円となると、ここで72,000円かかるので、出産一時金に少なくとも+10万は負担するんじゃないかと想像していたところだった。
もし、帝王切開にしなかったら、そのくらいかかったかもしれない(入院日数が3日くらい短い予定だったけど)
なので、皆さん、色々と勉強しているかもしれないけれど、不妊治療されていて、各自治体の助成金制度対象の方は助成金を受け、万が一に備え、生命保険の入院給付金を高めの設定にし、確定申告で医療費控除を行い、妊娠した場合、高額療養費の申請をし、選択できるのであれば、帝王切開で出産をするのが良い、、ということになる。
今回、私が経験したお金の流れについてまさに「これ!」って感じでまとめてるサイトを発見!
こちら↓
今、不妊治療中の方、是非入っている生命保険の内容をチェックしてみてください。
妊娠してから入っても間に合うかもしれないが、免責期間もあるはずなので、事前に確認してみてください。
大した話ではなかったかもしれませんが、誰かの参考になったら嬉しいです。
ご参考までに、、、