退院日 / ベビー君 NICU入院8日目・面談日
いよいよ私の退院の日。
切迫早産で入院したのもカウントすると、延べ15日間この病院にはお世話になりました。 看護師さんたちとも親しくなったし、若干、ここの主のような気分(笑)
が、私よりもここの主にふさわしい方がいた!
切迫早産の時から入院している外国籍の方がまだまだ入院中、、、きっと切迫早産から出産まで入院するというパターンなのだろう、以前お見かけした時よりもお腹が確実に大きくなっている。
彼女と目が合ったので、声かけてエールを送りたかったが、日本語は話せない様子、、しかも英語圏出身でもなさそうなので精いっぱいの温かい目線的スマイルを送ることにした。
彼女に通じたかどうかは不明。。
退院当日となると、朝の巡回もなく、看護師さんたちは誰一人部屋に入ってこない(;'∀')
朝ご飯の配膳の看護師さんに「今日、もうこのまま何もなし?さっさと着替えちゃっていいのかな?」と確認したら、「11時に部屋を空けていただければいいのでー、自由にしてください」ときた。
晴れて自由の身、嬉しい反面、ルーティンがなくなったらこれまた寂しい感じ。
NICUへ徒歩1分の移動、とうのもこれが最後、、、これからどうなることやら。
病室での最後の搾乳を済ませ、身支度を整える。
今日、退院後、14時から新生児科のY先生との面談があるのだ。
11時、退院の時間ちょうどに夫が迎えに来てくれた。
まずは、院内の食堂へ行ってのんびりランチをすることにした。
病院食、正直ほとんど味がないし、選択肢も与えられなかった生活だったので、メニューを選ぶのは楽しい作業だった。
迷いに迷って「かつ丼」(笑)
その後、出産費用の精算をしようと窓口へ行ったら、「今回はお支払いはありません」と言われた。
?????
精算はない?出産で9日間入院していて、かつ贅沢にも個室だったんだけど、出産一時金以下で、精算はなく、手続き後、差額が戻って来ると言われた。
?????
へ?戻って来る?なんで???
自然分娩の場合は上記のように出産一時金42万円で、差額が出れば、それを支払うとなっていて、当然個室の差額ベッド代が自己負担だから、オーバーすることを覚悟していた。
が、帝王切開での出産だったため、帝王切開は、公的医療制度の保険診療や民間の医療保険の対象になるということで、帝王切開にともなう手術や投薬、注射、麻酔、検査、入院料などの医療費は公的医療保険の適用になり、自己負担額は3割で済む、ということだった。
また、公的医療保険が適用になる費用は高額療養費制度も適用されるため、1か月の上限額を超える自己負担部分は払い戻される。
ただし、差額ベッド代や食費、分娩料、新生児管理保育料など公的医療保険が適用されない費用は、全額自己負担になる、ということだった。
この辺のもう少し詳しい話は後日!
なんだか拍子抜けした私たちは、また院内のドトールでお茶をして時間が来るのを待った。
さて、時間となり、新生児科、NICUへ。
どんなお話になるのか、ドキドキしながら手を念入りに洗い、消毒し、部屋へと入って行ったら、、あれ??ベビー君がいない??
近くにいた看護師さんに声をかけると、「キララベビーさんは今日からGCUです!」と言われた。GCU?? NICU後の回復治療室のことを指すそうで、新生児科入ってすぐのエリアに移されてた。
おおお、GCUってことは、NICU卒業かぁ~、凄い前進じゃないか!!! 嬉しい!!
前回は一時間以上待たされた先生との面談も、10分ほどしか待たず、Y先生がやってきた。
お子さんね、結論から言うと脳浮腫は問題なかったの。良かったね。
ただ、黄疸はもう少し様子を見なきゃかな。
なので、お子さんの退院見込みはあと一週間前後だね。
このまま数値が落ち着けば、光線療法もいらないし、5日後に来てもらえるかな?
それ以外は問題ないので、お母さん、明日から授乳練習5日間連続で来れるかな?
そうか、、依然黄疸の治療の可能性もあるのか。。
でも、こればっかりは経過を見守るしかない。
また、翌日からも授乳練習に通うので特に感傷に浸ることなく、そそくさと二人で帰ることにした。
病院から我が家迄車で10分程度、、、近くて遠かった我が家へようやく戻ってきた!!
ハナコー、マミー帰ってきたよ!!!
感動の再会を期待していたけど、ハナコは特に反応なし。。
寂しいじゃないか!!!!
特に何をしたわけではないが、どっと疲れが出て、夕食まで3時間くらい、爆睡した。
目が覚めて、ふと、ママになって帰ってきたはずなんだけれど、夫と私+ハナコの3人のまま。。。「この出産自体がやっぱり夢の出来事」だったのではないか??と、、、
長い長い夢を見ているのかな、私、、、 夢なら醒めないで!
入院荷物や書類を慌ててチェックする。
書類の中にベビー君の名前の載った住民票、ベビー君の入院計画書などを見つけ、夢じゃなかったんだと確認できた。
この「長い夢だったんでなはいか?」という不安はいつまで続くんだろうか?
もしかしたら、この人生そのものが夢なのかもね、、、
続く