killarahanakoのブログ

43歳からはじめた不妊治療!47歳8か月で出産した超高齢ママ。愛犬ハナコのこと、日々の生活を不妊治療当時を振返りながら綴っています。

出産翌日/入院3日目~ベビー君、NICU入院2日目~

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昨日の帝王切開手術を終え、無事男の赤ちゃんを出産~、のまさかの新生児科、NICUへ直行(入院)と、ただでさえ盛沢山になるであろう一日が、かなり感情面でも濃厚な日となった。

 

眠っているようで眠れておらず、術後の痛みで寝返り打てず、、、しかも暑くって寝汗をかいたり、、本当に参った(-_-;)

 

丸一日、食事もとっていないのでお腹もすいてきたし、、

 

色々な意味で「非常事態」なのに空腹感に襲われるとは、私もなかなか図太い人間なんだ。(-_-;)

 

しかし、一体何が起こっているのか、、、

 

横になったまま、目を下に移してみるとお腹のふくらみが視界に入ってこない。

 

そして、恐る恐る、お腹に手を伸ばしてみると、昨日の朝まで大きかったお腹がぺったんこ、、しかもデカいカーゼが当てられている。

 

ちょっと体を起こそうとすると、痛みが走る

 

のどが渇いていたので、お水の入ったタンブラーをなんとか体を起こさずに手にし、勢いよくお水を飲んだら咳込んでしまい、これまたお腹に響く、、、

 

イッターい!!!!

 

どうやら昨日、帝王切開したことは夢ではなかったようだ。

 

朝、6時半頃、担当看護師さん、Sさんによる検温、血圧測定があり、術後の傷を確認、ぐっとお腹を押され、思わず「ひー、、、痛い、、、」と声を出してしまった。

 

その後9時過ぎの回診で執刀医がやってきて傷口の確認、またお腹を押され、「ひー、、、」となった。

 

その30分後に看護師の卵・穂乃花ちゃん登場、また検温・血圧測定があった。

 

定期的なチェックは必要だが、この数時間でそんなに数値変わらないよね??

んー、無駄なチェック??と思いつつ、学生さんのやれることは限られているので「付き合って」あげることにした。(上から目線ですみません)

 

ん、、、

看護師さんやら先生やらが部屋に来たけれど、誰もベビーのことを話さない。。。

 

 

あれやこれや変に考えてしまわないように、ベッドの上で足を動かしたり、体を起こすのは痛くて大変だったけど、早く尿管が取れるよう、歩行の練習も始める。

 

休憩をしつつ、とりあえず、体を動かし始める私。

 

朝の巡回、朝食の配膳が終わって看護師さんたちが一段落したようで、また担当看護師・Sさん看護師の卵・穂乃花ちゃんがペアでやってきた。

 

歩行練習をしているのを見てもらい、トイレも一人で行けそう、ということで早速、尿管を外してもらえた。

 

汗かいて気持ち悪い旨伝えると、体を拭いてもらい、昨日から着ていた手術着からパジャマに着替えさせてもらえた。

 

また、ナプキンも取り変えてもらい、痛み止めの「坐薬」も入れてもらった。

 

昨日のように若干意識が朦朧としていたら良かったけど、意識はっきりしている身としては、かなり恥ずかしく、やってもらうことに対し、申し訳ない気持ちになったが、逆らわず、身をゆだねる、、、(-_-;)

 

着替えもし、スッキリしたところで待ちに待ったお昼となった。

 

術後なので、五分粥

味はしないけど、とりあえず、胃に何かが入る満足感。

 

そして初・自力の排尿

 

昼食後、また担当看護師・Sさんと看護師の卵・穂乃花ちゃんが、やってきた。

 

「キララさん、カンボだよね?」

 

カンボ??

 

完全母乳、のことだった。

 

いや、決めていないけど、母乳が出るのであれば、母乳で、と思っているが、絶対的なこだわりはないと伝えると、「じゃあ、マッサージして出してみよう!」と着替えたばかりのパジャマを早速脱いで上半身裸でおっぱいマッサージをすることになった。

 

ギューギューと絞られる、、なかなか痛い、、が、乳がん検診のマンモグラフィ検査よりは痛くない

 

絞っていくうちに、ジワリ、乳頭におっぱいが滲み出てきた。

これをスポイトで吸い取る!!!

 

なんて地道な作業、、、

 

自分で絞るとうまく出てこないが、看護師さんたちに絞ってもらうと滲み出てくる。

んー不思議

 

コツコツ、おっぱいをスポイト内にためていった。

やっと10㎖位になったので、「それを新生児科にお土産として持っていこう!」と言われ、はっと現実に引き戻された。

 

そうだ、私、帝王切開で出産し、赤ちゃんは新生児科に連れていかれたんだった!

 

点滴もついていて、傷が痛むので看護師の卵・穂乃花ちゃん車いすで新生児科に連れて行ってもらうことになった。

 

人生初の車いす

 

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いざ、新生児科、NICUへ。

 

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実際のNICUの様子(HPより)

 

 

NICUはそれぞれの赤ちゃんがモニターで管理されており、モニターに異常があると機械音がけたたましく鳴り、看護師さんがバタバタと忙しそうにしている、ちょっとドラマで見るERのような雰囲気があり、別世界のよう、、照明も明るいしその場にいることに大きな違和感を覚える場所だった。

 

 

そして、ベビー君と出産以来のご対面

 

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保育器の中で、たくさんの管につながれていているこの子が私の赤ちゃん、、、、 

実感がなかった。

 

付き添いの看護師の卵・穂乃花ちゃん、一生懸命に「キララさん、可愛い赤ちゃんですね!」などと私に話かけてくれていたが、私は夫みたいに手を握るわけでもなく、ぼーっと30分ほど眺めて新生児科の集中治療センター(NICU)を後にした。

 

 改めて、ベビー君の状況について確認。

 

ベビー君は、いわゆる「一過性無呼吸発作」だった。

(※一過性無呼吸発作とは)

 

出産後は元気で泣き声も上げていたが、経過を見ていたところ無呼吸となり、みるみる顔が青くなっていったので新生児科で引き取ったとのこと。

 

鼻から酸素を送り込んで、呼吸が安定するのを待ち、様子を見るとのこと。

一旦、一週間後に担当医師と面談をし今後の治療についてなどお話をしてもらえるということになった。

 

一般的に2~3日で完全に治るらしいが、うちの子の入院見込みは最低2週間と言われているので、重いケースなのかもしれない。

 

ベビー君の頑張りに、かけるしかないということ。

 

産科の病室に戻り、取り合えず、うちの両親に端的に新生児科に入院したとこを報告。

両親はとても驚き、心配してたが、自分から話せることは、全部伝えた。

 

取り立てて何をした、ということはないが、まだ体の自由が利かないこと、精神的にも疲れてしまい、夕食までの時間は横になって眠ってしまった。

 

夕食後は夫と電話ではなし、早々にまた眠りについた。

 

夜間の看護師の見回りは日中の人と後退していて、メガネ女子だった。

キリっとしているような印象だが、とても雑!

移動式のモニターとPC台をゴツン、ゴツンと私のベッドにぶつけてきた。

もちろん故意ではないと思うけど、「すみません」一言もない。

 

うー、、、何してくれてるんですか!!!!!(# ゚Д゚)

 

ベッドに衝撃が加わると、帝王切開した傷口に響く、、、、

 心身ともに疲労困憊している私へ留めの一撃だ。

 

さて、、明日はどんな一日になるのだろうか、、、

 

続く