killarahanakoのブログ

43歳からはじめた不妊治療!47歳8か月で出産した超高齢ママ。愛犬ハナコのこと、日々の生活を不妊治療当時を振返りながら綴っています。

出産入院4日目 / ベビー君 NICU入院3日目

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入院4日目となる朝、傷口の痛みと暑目が覚める。

 

寝汗をかていた。

シャワーはまだ解禁になっていないし、、、

 

ということで、頑張って体を起こし、個室内にあるシャワーでタイルを濡らし、全身を拭き、足は膝から下にシャワーをかけさっぱりした。

 

せっかく体を起こしているので、その流れで朝から洗濯をすることにして、点滴を引きずりながら、病棟内のコインランドリーへ行った。

 

ナースステーションの前を通るのだが、そこにいたナースが少々驚いた顔していたのが印象的だった。

 

洗濯~乾燥まで2時間かかるので、朝食、回診が終わったころに回収しに行くことにした。

 

病室に戻るとちょうど、朝の検温・血圧測定のために看護師がやってきた。

なんと、今日の担当はゴツンゴツンとモニター台をベッドにぶつけた雑なメガネ女子

ちょっと台とかベッドにぶつけられると傷口に響いてつらいんですよね~」と言ってやった!

 

すると、鈍感なのか、「ですよねぇ~ (o^―^o)ニコ」と返されてしまった。

相手のほうが上手か??(-_-;)

 

その後、朝食、回診と続いた。

 

回診が終わったころ、昨日同様、その後、看護師の卵・穂乃花ちゃんもやってきて、午前中だけで3回、傷口チェックということでお腹を押され、検温・血圧測定を2回する羽目に。

 

もう、傷口チェックは回診の先生だけでやめてもらいたい・・・。

 

この日は点滴を外してもらい、「安静」が解かれ自由の身となった。

そして、何事もなければ、今日から「母子同室」となる予定だったのだ。

 

先生、看護師が退室し、看護師の卵・穂乃花ちゃんと私の二人となった。

 

看護師の卵・穂乃花ちゃん、「キララさん,傷が痛むかもしれませんが産褥体操しましょう!」と張り切っていたので、ちょっと体操をし、血を巡らせたところで、昨日から始めた搾乳開始!

 

看護師の卵・穂乃花ちゃん、せっせと私の絞り出したおっぱいをスポイトで吸い取ってくれる。

 

昨日は10㎖程度だったが、今日は30㎖位取れた!

進捗があるとやっぱりうれしい

 

※搾乳おっぱい入りのスポイトは看護師の卵・穂乃花ちゃん「授乳室」に持っていってくれ、冷凍庫に名前を書いて保管をしてくれている。

 

そんなこんなで昼食の時間となり、昼食後、軽いお昼寝をした。

 

時間を見計らって、看護師の卵・穂乃花ちゃんが再度病室にやってきて、NICUの面会時間は14:00-16:00と17:00-21:00となっていたので、14時に支度し、一緒に面会へと出かけた。

 

今日もまだ傷が痛いので、車いすで移動。

 

今日は恐る恐る保育器の中に手を入れてベビー君を触る、そしてNICUの看護師さんに促され、初のオムツ交換をしてNICUを出た。

 お母さんが赤ちゃんに慣れるために配慮してくれたのだろう。

 

産科病棟に戻ると両親がお見舞いに来てくれていた。

 ここで、看護師の卵・穂乃花ちゃんと一旦お別れ。

 

お見舞いと言っても、この病棟は個室でも中に入れるのは「配偶者」のみと決められていて、両親でも入れない決まりがある。

 

赤ちゃん同室を前提とした決まりで、要は感染症対策の一環。

 

しっかりしたルールで安心できる一方で、私は赤ちゃんがNICUに入院中で同室にいないので、「いいじゃん」、とも思ったが、病室の目の前にオープンスペースで大きなテーブルのある面談スペースが用意されていたので、そこのスペースを両親と3人で使わせてもらうことにした。

 

は私を見るなり、「どういう状態なの?なにが原因なの?」と質問をしてきた。

NICUに入院、呼吸に問題があるなんて聞かされたら、そりゃ心配するだろう・・。

 

だた、そのあと続いた言葉がキツカッタ・・・

 

体外受精で授かった子だからそうなるの?」

高齢出産だからそんなことになる訳?」

どうなっちゃうの?」

 

・・・・。

 

いや、関係ない

早産帝王切開で産まれた赤ちゃんにみられる症状で、深刻なものではなくて、「治る病気」と言われているけれど、2週間は少なくとも入院と言われた。一週間後にまた担当医師との面談がある。と淡々と伝えた。

 

・・・ここまではよかった。

自分なりに頑張って冷静に答えた。

 

「こんなことになるなんて、あなたも赤ちゃんも可哀想に・・・。やっぱり、色んなことに無理があるのね」

 

・・・?

いろんなことに無理ってなに??? (この時点でブツっと何かがキレる)

 

そして、「あらここ、テレビあるのね。BSの5チャンネルつけて!」

と急に言ってきたのだ。

 

・・・ねえ、いったい何しに来たの?

・・・私に何か言うために来たわけ?

・・・はぁ? テレビ? しかも、つけろってなに?

 

これまで抑えてきていたものが、母からのストレスで一気に噴き出してしまい、語気も強く返してしまった。

 

父は、「お前は俺に似て気が短い。もっと穏やかに話なさい!」と私をたしなめた。

 

きつい口調で言ってしまったのは悪かったけど、言った内容については私は取り消すつもりはない、というと父は黙ってしまった。

 

不妊治療中妊娠中もこの母の遠慮ない?配慮のない言葉の数々にストレスを感じて避けていたこともあったが、出産後も母がストレスをかけてくるとは!!! 

やっぱり、私の「敵」は母なのだ・・。

 

変な空気になってしまったこともあり、察した父が「また明日来るね」、と言って腰を上げ、両親ともに帰って行った。

 

産後の女性ホルモンの減少のせいなのか?それを超えた母のストレスなのか、少し感情面で不安定になる。

 

看護師の卵・穂乃花ちゃんが、「そろそろまた搾乳しましょうか!」とやってきたが、ちょっと疲れているのと、売店で買い物がしたいので今日のところはこれで、、と言って帰ってもらった。

 

気分転換に院内にあるローソンへ買い物に行き、甘いものなどを購入して戻ってきた。

 

看護師の卵・穂乃花ちゃんは学生なので、9-16時で実習を終え、学校にもどりその後レポートを書いたりするとのこと。

 

赤ちゃんもいないし、こんなおばさんの搾乳のサポートで一日終わって大したレポートにもならないのが少し申し訳なかった。

 

夕食までひと眠りし、食後は少し搾乳し、初めて一人でNICUへ夜の時間の面会に行くことにした。

 

夜のNICU、お見舞いの保護者がちらほら見えた。

看護師の卵・穂乃花ちゃん抜きで一人で来るのは初めて、、自分の子供をボーっと見つめていた。

 

ふと周りの保育器に目をやると、未熟児で生まれてきた小さな赤ちゃんが何組かいた。

そして、お隣の保育器には小さな小さな女の子が入っていて、その保育器の前に恐らくご両親がじっと座って眺めているという光景があった。

 

大変そうだな、、と他人事ながら胸が痛くなった。

自分の赤ちゃんの入っている保育器に視線を戻したら、今度はぼろぼろと涙が出てきて止まらない、、、 保育器のカバーに私の涙の跡がついてしまった、、、

 

忙しそうに動き回っている看護師さんの目に留まったようで、わざわざ私のところに来てくれ、「キララベビー君、今日も元気に泣いてましたよ~、ミルクもごくごく飲んでちょっと足りなかったようで、今日からミルクの量、増やしました!ママのミルクも楽しみにしているみたいですよ」と声をかけてくれた。

 

「ママ」、そうか、私「ママ」なんだよね、、

 

面会時間いっぱいまで、2時間くらいだったか自分の赤ちゃんを見つめ、自分の病室へ戻った。

 

これまで堪えていたものがあふれ出て、なんだかスッキリした。

看護師の卵・穂乃花ちゃんがいることで、世間話などしながら過ごしていたので自分の感情を殺すことができたが、母からのストレスをきかっけに感情があふれ出したのは良かったみたい。

 

泣いたことでやっと現実の世界、我に返ったという感じ。

 

赤ちゃんも頑張っているので、一日でも早く保育器から出られるよう、せっせと搾乳して母乳を届けよう!これから搾乳を頑張ろう!と決意を新たにした。

 

続く