出産入院5日目 ~ハンズフリー・おっぱいマシーン誕生!~ / ベビー君 NICU入院 4日目
昨晩、ベビー君のお見舞いを済ませ病室に戻ったら、ぎりぎり消灯時間だった。
看護師さんが心配してくれ、NICUでの面会の話、搾乳頑張る話をしたら、、、
「消灯の点検が終わったら、顔出します!」と言って一旦退室。
1時間後くらいに再度、顔を出してくれた。
その看護師さん、「よし、じゃあ、ちょっと”おっぱおマッサージ”してみようか!赤ちゃんの授乳時間に合わせてこれからは3時間おきに搾乳しよう!」と言いながら、おっぱいマッサージを始めた。
痛いとよく聞くが、以前にもコメントしたが、マンモグラフィー検査に比べたら全然痛くない。しかも、自分はベッドに横になりながらマッサージされるので「楽ちん」だった。
すると、ピューと、、、びっくり!!
看護師さんが、「よしよし!いい感じ!射乳したし、”開通した”!これで出るよ~」と言ってった。
スポイトで吸い取る方法ではなく、これからは「手絞り」で哺乳瓶へ直接おっぱいを出す!という原始的な方法での搾乳が始まった。
案外調子よくでる!! おっぱいマシーンになった気分。
1時間くらいかけて、初めは50㎖くらい採れたので、授乳室の冷凍庫へ持っていき保管。
次はその3時間後!、、、が、眠くって朝まで寝てしまった、、(;'∀')
すると、朝目が覚めたらパジャマが濡れているではないか!!!!
おっぱいが漏れ出てしまった、いわゆる「お漏らし」をしてしまったのだ。
これにはΣ(゚Д゚)びっくり!
朝一番、まず水分補給してから早速、搾乳することに。
今まで、看護師の卵・穂乃花ちゃんが世話を焼いてくれ、搾乳の準備をしていてくれたけど、まだ朝の6時前!とりあえず、自分で授乳室へ搾乳用の哺乳瓶を取りに行ったら・・・、5組の授乳ママと赤ちゃんがいた!
今まで、ずっと個室で過ごしていて、搾乳も個室でしていたので時間帯によって授乳室が混みあっていることもあるとは知らずにいたので一瞬びっくり、というよりぎょっとしてしまった。
ママさんたちは、黙々とおっぱいをあげている人、搾乳している人、調乳した粉ミルクを 赤ちゃんに飲ませている人、それぞれだったが、朝早いからか、特に会話している風でもなくちょっと鬼気迫る感じの雰囲気、、、この空気、私には無理かも~(-_-;)。
もしかしたら、看護師さんや看護師の卵・穂乃花ちゃんが配慮してくれて、個室で搾乳したり、哺乳瓶などの準備諸々をしてくれていたのは、なるべく授乳室で赤ちゃんとお母さんに遭遇しないように、ということだったのかもしれない。。。
個室だったこともあってそれができたのかな。
そう思うと、個室を選んだのは本当に正解だった。
赤ちゃんが出産当日にNICUに入院することになり、母子同室がかなわないなんて想像していなかったけど、大部屋だったらキツイ状況だっただろうな。。。
赤ちゃんの泣き声がしても、自分の赤ちゃんがいなかったら「お互い様」ではないし、
そもそも皆さん年齢が離れていてお友達になれる感じでもないし。
そして、この病院を選んで正解だったな、と改めてこの時思っていた。
選んだ理由に①ハイリスク出産の経験値が高く、②新生児科がある、③私のもしものことがあっても総合病院なら、ということで選んだのだった。
まさか本当に新生児科のお世話になろうとは思っていなかったけど(-_-;)
そんなこんなを思いながら、搾乳用の哺乳瓶を念のため2本手につかみ自分の病室へ戻った。
さてさて、搾乳やってみよう!
ギューギューと乳房を絞ってみるが、、あれれ?昨日みたいな感じでうまくピューっと出てこないなぁ、、1時間くらいかけ、なんとか40㎖。
これをあの授乳室へ持っていき、冷凍保存する。
そんなこんなの「朝活・おっぱいマシーン」のあと、いつも通り、担当看護師さんによる朝の検温・血圧測定、傷口チェックが行われ、朝食。
回診、看護師の卵・穂乃花ちゃん登場で、また傷口チェック。
看護師の卵・穂乃花ちゃんに昨晩の話と、「おっぱいのおもらし」の話をし、搾乳頑張る旨報告をしたところ、機転の利く穂乃花ちゃん、「搾乳機」について他の看護師さんたちに聞いてきてくれたのだった。
ここで詳細されたのが、Medela(メデラ)の搾乳機
https://www.medela.jp/breastfeeding-professionals/products/pumping
ところが、この機械は電動で病院仕様のもので販売はしていなくてレンタルのみ、、しかも、一週間約3000円で、ポンプセットとかは別途購入しなければならない、ということだった。
えええ、、無料で貸してくれないんだ、、ショック。
だったらいいや、ということになり、「手絞り」で頑張ることにした。
そんな中、ネットで搾乳について調べたら、搾乳機色々あった。
ピジョンの搾乳用品シリーズはラインナップが豊富!
※さく乳器 母乳アシスト 電動Pro Personal (プロパーソナル)
16,200円 (本体価格15,000円)
https://products.pigeon.co.jp/item/index-1903.htm
※さく乳器 母乳アシスト 電動Pro Personal+(プロパーソナルプラス)
27,000円 (本体価格25,000円)
https://products.pigeon.co.jp/item/index-1904.html
※さく乳器 母乳アシスト 電動Handy Fit(ハンディフィット)
9,504円 (本体価格8,800円)
https://products.pigeon.co.jp/item/index-1905.html#
などなど、発見。
しかし、金額が、、あと持ち運びが大変そうなので却下。
そのほか、手動のポンプもいくつかあった。
例えば、メデラ 搾乳器 手動 ハーモニー Harmony 150ml は「さく乳頻度が多くない場合や、旅行中の使用、電動さく乳器の予備としてご利用になる場合にお勧め」となっている。
たまたま、実家に妹のお古があったので使ってみたが、握力が、、、商品説明にあるように搾乳頻度の低い人なら良いのかもしれないが、3時間ごとの搾乳に向かなかった。
もっとお手頃で手が疲れないのがないかと探してみたら、
「母乳ポンプ 手しぼり&フィットさく乳」というのがいくつかあった。
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※ピジョンの母乳ポンプ 手しぼり&フィットさく乳
1,620円 (本体価格1,500円)
https://products.pigeon.co.jp/item/index-2043.html
自分の手でさく乳する「手しぼり」とポンプでさく乳する「フィットさく乳」の2WAYで使える母乳ポンプ。胸へのあたりがやさしい、柔らかいシリコーン素材。
そのほか、
※カネソン さく乳ポンプ etoca
1600円(本体価格)
https://www.kaneson.co.jp/product/nursing/nursing017/index.html
※NatureBond ネイチャーボンド シリコンさく乳器 ハンズフリー ママアシスト
参考価格3000円
ネイチャーボンドのさく乳器は自然の吸引カを利用し、ハンズフリーで母乳を溜められます。授乳中もう片方の乳首にはめておくだけで滴る母乳をキャッチして溜めます。これは授乳するのに、最も自然な仕組みです。
※haakaaシリコーン搾乳器-100ml
¥2,980
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上記、いずれもハンズフリーでの搾乳が可能、シリコーン素材で違いは、価格、デザイン、日本のメーカーか、外国メーカーか、ということろ。
搾乳マシーンとなる頻度、期間はいつまで続くかわからない(途中で母乳が出なくなる?早めに断乳する?)など不確定要素もあったので、一番安いカネソン さく乳ポンプ etocaに決定し、早速購入、使ってみた。
これ、大正解!!!
カップが丸いものは接触面がべたっとなって痒いというか窮屈な感じになるが、フラワー状は多少の窮屈感はあってもあまり気にならない!
2回くらいシュポシュポさせたら、あとはハンズフリーでおっぱいがみるみる溜まっていく感じ。
ある程度溜まって、おっぱいの出が鈍くなったら、またシュポシュポとしてみると、またおっぱいが溜まってくるので、おっぱいがスッキリ、軽くなったら、反対のおっぱいも同様にやっていく。
もちろん、おっぱいの溜まり具合、コンディションにもよるが、私はこれで十分に搾乳でき、手も疲れない、ストレスなく、搾乳できるし、時間もかからないので買ってよかった!!!
使った後は、洗って電子レンジで消毒!
搾乳が楽になったことで俄然、やる気がでて、私の入院生活は以降、3時間ごとにきっちり搾乳、おっぱいを哺乳瓶に詰めて、授乳室にある冷凍庫へ保管という繰り返しになる。
こんな感じ ↓
5時、搾乳
7時、看護師巡回、朝食、搾乳
9時、担当医回診
10時 搾乳
12時、昼食
13時、搾乳
14時~16時面会
16時、搾乳
18時、夕食
19時、搾乳、
20時~21時面会
21時、消灯
23時、搾乳
2時、搾乳
これに、時々診察、両親のお見舞い、気分転換の散策(院内のローソンでウロウロ)、洗濯、入浴が入る。
赤ちゃん、新生児科に入院しているんだから「今のうち、のんびり、だらだらしていたら?」と言われるも、まぁまぁストイック?な入院生活となる。
この日以降、これまでまめに記録を残していたが、ほとんど記載がない、、きっと、現実逃避で忙しくしていたかったんだと思う、、、それとも根っからの貧乏性?(笑)
続く