運命の日
今日は「最後の」センター試験、1日目。
あいにくのお天気ですが、大雪とか交通機関が乱れるような悪天候でなかったことは、よかった、よかった。
なんと、私、センター元年!
あれから30年経つのか、、、感慨深い。
私の試験日も小雨が降っていて底冷えする寒さでした。
帰国子女の私は、試験会場にポツンと一人、同じ高校出身同士でおしゃべりしている光景を横目に、これから始まる試験に身構えて、固まっていたのです。
私の後ろの席に男子二人、、、イヤホンを片耳ずつ入れて同じ”ウォークマン”から流れてくる音楽を聴いていたようで、余裕な感じ。
いいねぇ、余裕で。。。
こっちは緊張してるっていうのに!!!
と、急にその二人が「リンダリンダー、リンダリンダリンダァぁぁぁーーーー♪」と大声で歌いだしたのです。
なんだこの人たち!!余裕すぎてムカつく!!!!
当時大流行のブルーハーツを聴いていたんですね。
ギロリン、と軽くにらみつけたら、あれ?見たことある顔だぁ。
どこで会ったのか???記憶をたどる、たどる、、、
※このころからキョロミで、人の顔を覚えるのが得意だった。
あーーー、W大を受けたときに休憩中たばこを吸っていて、目についた子だ!
W大は9月、この人まだ受験続けていたんだ、、W大は受かったのかな?
こんな余裕ならきっとW大は受かっていて、ここは記念受験的な感じなのかもね。
※当時は大学構内での喫煙はできたし、未成年でも大目に見られていた、少しおおらか?な時代でしたね。
ちっ!私はW大、落ちたよ、、、トホホ。
受かると思ていたのに落ちて、うちのママががっくり来ちゃって寝込んだよね、、
あーあ、、、
W大はダメだったけど、まあ、合格している2校あるから、そのどちらかに入ることになるんだろうな。
ここは受かりっこないけど、ラスト試験!とりあえず、受けておこう!
なんて思いながら試験に臨んでいたあの日。
試験が終わって、校門の外にある公衆電話から国際電話(この時、家族はオーストラリア)をかけ、無事に試験が終わったことを報告したのが、30年前か。
早いのか、やっとなのか??
<あの時の私へ、一言!>
勉強、頑張ったね!! 一発逆転!!
まさか、受かるなんて!!一番驚いたのは自分自身だったね。
これからいろいろな経験をすることになるけれど、この学校に受かったことが
すべての始まりだったね。 楽しんでね!
そうそう、あの時の試験会場で歌っていた人は、F君で、その後、腐れ縁というのか、30年来の友人として今でも親交があります。
入学前のオリエンテーションで意気投合して以来、一時はお互いのパートナーとよりも会っているんじゃないかってくらい、よく飲みに行き、語り合い、楽しい時間を共有してきました。
私の歴史をすべて知っている?(笑)
妹たちとも仲良く、家族ぐるみのお付き合いをしています。
よく、異性の友情は成り立つのか、とか、どちらかが、特別な感情を持っているはずとか、、そんな風に言われることがあるけれど、本当にそういった感情は全くなく、格好よくいってしまうと、ソウルメイトなのかもしれません。
これも偶然なのか? 妊娠後、最初にランチしようと誘ってくれた友人がF君で結果、妊娠報告、妊婦姿のお披露目第一号がF君だったという巡り合わせでした。
30年前の今日は、大学にも、そこにも居合わせたF君ともまさかの、ご縁をいただいた運命の日でした。
人生何が起こるかわからない!!
※しみじみと思います。
受験生、頑張れ~。