不妊治療振返り⑦加藤レディースクリニックでの治療(その1)不妊の悩みは万国共通!
今日も涼しく気持ちの良いお天気!
朝、夫を送り出し、洗濯・掃除・ハナコ部屋の掃除を終え、ちょっと一休み、のつもりが3時間爆睡してました。
ハナコもちょこんと横にいて、私の枕に頭を乗せ、いびきをかきながら寝ている。
なんて可愛いのー💛
ハナコとのお昼寝(午前中だけど)は本当に幸福感でいっぱいになる。
私にとって究極の癒し!
それにしても妊娠後期(今日は33wd6)は眠たくて仕方ない?
夜は息苦しくなってしまい、寝つきが悪く、かつトイレに何度か起きるため、睡眠不足なのだろう。「今のうちにたくさん寝ておく」ということで、怠けてるなんて言わず、大目に見てください!
さてさて、ドキドキの加藤レディースクリニックでの治療が本格的にスタートしたのは
2016年11月19日でした。
私の誕生日は11/13、、ということで、45歳になったところで加藤レディースクリニックでの治療開始、ということになる。
45歳、、、なかなかな年齢だけど、クリニックへ行ってみると同じような年齢層の方がうじゃうじゃといてこの年齢で治療を受けるのは何も特別なことではないんだ!と錯覚に陥るほど年齢層が高く、本当にすごい患者数!ここは「不妊治療、最後の砦」と言われているらしく、朝8時の受付でも診察番号が200番台っていったい何人来ているんだろう?
加藤レディースクリニック/加藤院長のインタビュー記事↓
この記事によると、一日600人とのこと。納得。
しかもアジア系の方、白人の方も結構見受けられ、「不妊に対する悩みは万国共通!」と思うと変な気負いや緊張が抜けたことを覚えている。
しかも、全国から治療を受けに来ていて、クリニック近隣の宿泊施設では「加藤割引」なるものがあるとのこと、加藤レディースクリニック、恐るべし。
さて、この周期、採卵・体外受精を行うため、生理3日目にあたる2016年11月19日に診察の予約を入れた。
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2016年11月18日 メープル鍼灸治療院で治療
翌日からの治療に向け、いつものように体を整える。
2016年11月19日 加藤レディースクリニック ホルモン値チェック
受付を済ませると、採血フロアへ移動。
この採血、まったく痛くない!!プロの仕事!
↓
内診迄少なくとも血液検査の結果が出る40分くらい、待つことになる。
↓
内診後、診察室前でさらに40分待ち
↓
診察。
ホルモン値の結果をもらう。(3×5センチくらいのシール)
特に数値に関するコメントはなく、次回の診察日を指定され、クロミッド錠50mgを10錠、その場で渡される。
※クロミッドは女性ホルモンのバランスを調整し、卵巣を刺激して排卵を起こりやすくする働きがあります。
今日は支払いなし。
そのまま帰宅する。
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記録として以下、当日のホルモン値
E2------19
LH------3.0
FSH-----9.3
β-HCG----0.0
因みに、
<E2>=エストラジオール(英Estradiol、E2)とはエストロゲンの一種。
- 女性(非妊婦):
卵胞期前期25~85
卵胞期後期25~350
排卵期50~550
黄体期45~300
閉経後21以下 - 女性(妊婦):
10週未満600~3,600
10~15週800~5,500
16~20週3,200~20,000
21~25週8,900~27,000
<LH>=黄体形成ホルモン、脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン産生細胞から分泌される性腺刺激ホルモン
<P4>=プロゲステロン、ステロイドホルモンの1種である。一般に黄体ホルモン、プロゲストーゲンの働きをもっている物質として代表的。思春期・成人女性では、卵巣の黄体から分泌されるが、妊娠時には、妊娠中期以降になると、胎盤からも分泌される
<FSH>=卵胞刺激ホルモン、脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン産生細胞で合成・分泌されるホルモンである。 卵巣内で未成熟の卵胞の成長を刺激し成熟させる
<β-HCG>=ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG:βhCG、トータルhCGとも呼ばれる)は、通常、妊娠中にのみ、測定可能量が著しく産生されるホルモン
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2016年11月28日 加藤レディースクリニック ホルモン値チェック
E2------536
LH------4.7
P4------0.2
FSH-----4.5
血液検査→内診→診察の流れ
数値が上がり切っていないので明日、再度診察とのことで帰される。
2016年11月29日 加藤レディースクリニック ホルモン値チェック
E2------879
LH------3.0
P4------0.2
血液検査→内診→診察の流れ
血液検査の結果、E2の値が十分出ているので採卵日が12/1に決まる。
診察後、看護師の採卵に関する話のため、さらに30分待つことに。
看護師からは、スプレキュア1本とボルタレン2錠を渡される。
※スプレキュア点鼻薬(下垂体ホルモン放出ホルモン作動薬、商品名:スプレキュア、ブセレキュア)により卵子の最終的な成熟(排卵しても良い状態にすること)を誘起し、育った主席卵胞を採取します。
スプレキュアは今晩から、「23時にスプレーを右・左・右と3プッシュ点鼻」、
クロミッドは今晩より内服中止と指示を受ける。
そして、翌日11/30の午後に加藤レディースクリニックへ、採卵日の時間、料金、持参するものを確認するため電話するよう指示を受ける。
ボルタレン(座薬)については、明日、11/30の18時と24時に使用するようにとの指示もあり。
※ボルタレンは本来解熱、鎮痛剤として使用する薬剤だが、排卵予防の効果があるため、医師が必要と判断した場合、排卵予防に使用
時間を間違えてはいけないので、指示されたスケジュールはすべてアラームにセット。
緊張が高まってきた。
2016年11月30日 加藤レディースクリニック へ 電話する
採卵時間が明日、12/1の9:50と決まる。
料金は約29万円、うち4万円は器具代で現金で、と言われる。
2016年12月1日 採卵
平日のため、採卵に必要な夫の精液は「持ち込み」となる。
朝からバタバタとするが、夫の協力なくしては先に進めないため、気分を害さないよう、丁重におねがいをし、容器に収め、持参へ。
クリニック到着後、培養室へ精液を持ち込み、そこで精子の調整、媒精が行われる。
私は私で超音波検査を受け、待機する。
前回、東邦大学医療センター大森病院での採卵は痛みがきつく、今回もそうなるのではないかと不安で仕方がないが、加藤レディースクリニックの場合、独自の採卵針を使用しているとのことで、体の負担が少ない採卵となると説明を受けている。
下記、その説明資料から抜粋↓
血圧・脈拍を測ったのち、いよいよナースセンターへ。
ナースセンターには10床の簡易別途があり、そこでベルトコンベアのように順番に採卵予定者が入っていき、ピンクのキャップ、パジャマに着替えさせられる。
トイレも順々に呼ばれ、次は手術室前の椅子へ。
そしていよいよ手術室へ。
中へ入るとまず、体重計に乗り、薄暗い部屋の奥へ。
名前と生年月日を連呼、確認され、台の上へ。
怖い!!!!
看護師さんがそばにいて、手を握ってくれている。
消毒、そしていよいよ採卵。
子宮内の様子は画面に映し出され、「今から採卵します、画面見ててくださいね」
そしてカテーテルが入っていく。
チクっっっ・・!!!!
やっぱり痛いじゃん!(-_-;)
東邦大学医療センター大森病院ほどではないけれど。
この痛み、慣れる時が来るのだろうか。
採卵が終わると、止血用にガーゼを二枚入れられて、元のベッドへ。
15分くらいだろうか、横になっていたらナースにトイレに行き、ガーゼを取るよう指示される。
もう少し横になっていたかったが、ベッドを空けなければならないのだろう、さっさとトイレに行き、ガーゼを取り、看護師へ報告。
看護師より、今日の採卵結果の紙とフロモックスを渡される。
採卵結果は2個!
2個採れてホッとする。
そして、翌日に受精確認のための電話を「13:30~14時」の間にするように伝えられる。
諸々、時間管理が細かい・・。これも慣れなければ!
その後、診察室へ。
診察室では意外なことを言われる。
なんと、子宮にポリープがあるとのお話、今までそんなこと言われたことなかったよ!
東邦大学医療センター大森病院で数か月診てもらっていたのに、びっくり!
その旨、担当の先生に伝えると、「うちは細かく診ているんで、見落とさないんですよ。」とのこと。
このポリープが着床の障害になる可能性があるので、ポリープを移植前までに取りましょう、とのこと。
早ければ、明日でも構わない、と言われたので、明日(翌日)、ポリープを取ることに決定。
診察が終わり、会計へ。
262,665円なり。
予定金額は聞いていたけれど、カードを出す手は少し緊張。。。
金額面でも「うまくいきますように・・」と祈る手に力が入る。
長い一日だった。
2016年12月2日 ホリープを取る
採卵翌日の今日、ポリープを取る。
採卵と同様、こちらも無麻酔での実施。
痛みは多少あったが、着床の妨げとなる要因を一つでも取り除きたい一心で臨む。
この週、実に4日も加藤レディースクリニックへ通うことになってしまった。
メンバーの目を気にしながらも仕事を空け、また仕事に戻るストレスも正直あったので、年末も迎えることだし、このタイミングで辞めよう!
これではもう、仕事は続けられないな、という気持ちも固まり、週明けに退職願いを出すことを決意する。
2016年12月5日 退職の意向を伝える
引き止められはしたが、これはもう続けるのは限界。
本当にご迷惑をおかけしつつ治療を受けさせてもらえたことに心から感謝し、退職日までがっつり働くこと、残業もします!と決意を新たにする。
2016年12月8日 加藤レディースクリニックへ凍結確認の電話をする
仕事中ではあったが、13時半に培養室へ電話をする。
結果、「2個採卵した卵子は受精したものの、一つは途中で分割が止まったので培養中止しました。もう一つは4分割まで分割したのでこの分割胚を凍結しました。」
とのこと。
一つは駄目だったけど、とりあえず、一つは移植につながった。
一安心する。
2016年12月9日 メープル鍼灸治療院で治療
移植に向け、体を整えていく
2016年12月19日 メープル鍼灸治療院で治療
移植に向け、体を整えていく
2016年12月27日 加藤レディースクリニック 移植に向けホルモン値測定
E2------297
LH------10.2
P4------0.3
移植日は12月30日に決定する。
2016年12月28日 メープル鍼灸治療院で治療
移植に向け、体を整えていく
2016年12月30日 加藤レディースクリニック 移植日
まずはホルモン値測定
E2------36
P4------3.0
私の状態も良好ということで、次は凍結していた受精卵の溶解へ。
準備が整うまで時間が1時間以上あり、ちょうどお昼時、軽めにということで、西新宿界隈を散策しつつ、星乃珈琲で軽くランチをしてクリニックへ戻る。
時間となりナースセンターへ呼ばれ、ベッドに通され、着替え、トイレを済ませ、順番を待つ。
いよいよ、移植!
名前を呼ばれ、体重測定、採卵の時と同じ流れで薄暗い手術室へ入って行き、台の上へ。
今回もやっぱり怖い!!!
看護師さんたちは名前生年月日を連呼、そして「あちらの画面を見てください!今、受精卵がカテーテルに入って行きます!」
「はい次はこちらを見てください!」手術台すぐ横のモニターを見る。
「今、受精卵が子宮に戻されていますよ!」
チクっっ!!!
やはり、痛みは伴う。。。
看護師さんにぐぅっと体を抑えられる。
移植後、またベッドへ戻り、やはり15分程度横になってから出血していないかの確認後、着替えて培養士とのお話。
培養士さんに胚移植情報の紙をもらい、今日移植した分割胚について説明を受ける。
紙に書いてある情報をそのまま読む感じで、情報としてはこれ以上でもこれ以下でもなかった。
判定日は1/11とのこと、今周期の結論は年を越すことになった。
移植後は妊娠しているのと同じ状態なので、お酒、暴飲暴食は避けるように、、とのこと。
フロモックス、デュファストン、ジュリナ錠を処方される。
※フロモックスは抗生物質、2日分
※デュファストンは合成黄体ホルモン剤で、子宮内膜に分泌期像をつくり、また、排卵誘発作用もあります。通常、切迫流早産、習慣性流早産、無月経、月経周期異常、月経困難症、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症、子宮内膜症の治療に用いられます。
※ジュリナ錠は卵胞ホルモンの一種(エストラジオール)を補充することにより、卵胞ホルモン低下によって起こる症状を軽減します。また、骨の量の減少を抑制します。
通常、更年期障害および卵巣摘出による卵巣欠落症状に伴う、ほてり、発汗および腟の乾燥感、閉経後骨粗鬆症の治療に用いられます。
そして、この日のお会計103,494円
(内訳:移植費用が97,000円、+薬代など)
2017年1月11日 判定日
緊張しながら加藤レディースクリニックへ。
早速、採血しホルモン値を測る。
E2------76
P4------2.3
β-HCG----0.0
結果は陰性。
この、「β-HCG----0.0」は全くかすってもいないことを表している。
淡々と、陰性だったことを伝えられ、「次周期、採卵するのであれは、また生理三日目に診察の予約をいれてくださいね。」
以上!
泣けてきた、、、
そしてお会計。
採卵した卵子①の培養費用、卵子②の胚盤胞培養中止費用、卵子①の胚凍結費基本料金の合計、108,000円を支払って、クリニックを後にした。
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以上、加藤レディースクリニックでの初治療でした。。
しかし、、、、
最初の周期でかかった費用は合計で474,159円!!!
採卵から移植までのフルコースとは言え、なかなかな金額。
これは、なんとか早い段階で結果が出せないと続かない・・・。というのが正直な想い。もちろん、もう、45歳なのでなるべく早く授かりたい、という純粋な気持ちと、金銭面で、いつまでも続けられるものではないな、と思ったのも事実。
また、後々、このお金の問題(治療費の問題)は夫婦げんかの大きな火種になり、何度も揉めることとなるのである。。
続く