不妊治療振返り⑨加藤レディースクリニックでの治療 (その3)本当に子供がほしいのか?
昨日は加藤レディースクリニック(以下、KLC)での治療について、1から6周期分綴ってみました。
この6周期間、見事に?なんの成果も見られず、とりあえず、採卵だけしている半年間で、採卵でき、一安心からの受精せず、または分割ストップで移植にたどりつけない状態でした。
治療費のことばかり記載しているけれど、それも逃れられない現実で、毎月、一人分の月給が吹っ飛ぶくらいかかっている。
ここまで成果が出ないと、当然夫婦の会話もお金の話が中心になってきてしまう。
治療すること、そのものが「身の丈に合っていない!」と夫に言われ、返す言葉もなく、「もう治療を止める」、と何度口走ったことか。。でも、「止めたら、すべて終わる」、とこの繰り返しで正に負のスパイラルに陥っていた。
そんな時、パリ在住の友人が1歳になるお嬢さんを連れて一時帰国しており、私が直面している治療の現実、諸々を話したのだった。
実は、この友人も不妊治療の経験者!治療はパリとNYとで行っており、その話もとても興味深いものだった。
なんでも、フランスでは42歳まで治療費が補助されるらしい。
うらやましい!! と言っても当時の私は45歳だったのでフランスに住んでいても適用外ではあったが・・(-_-;)
以下、東洋経済ONLINEより
この友人はフランス人男性と10年前に結婚したものの、なかなか授からず、不妊治療を何年も行っているが、成果が出ないことを自分の母親にそのことを嘆いたら、、
お母さんはなんと40代前半で閉経、よくよく聞いてみると、そのまたお母さん(友人にとって祖母にあたる)も閉経が早かったとのこと、、
友人はこの事実(早く閉経する家系?)に愕然とし、それが遺伝しているようだったら、自分にはもう卵子はほとんど残っていないはず、、ということで、体外受精を諦め、卵子提供の道を選んだとのこと。
その結果、可愛いお嬢さんを46歳で出産し、家族三人で親戚に会いに帰ってきていた。
私自身は、というと、彼女のほかに「卵子提供を受けているという友人」はおらず、「卵子提供で生まれた子供」と接する機会なんてないから、失礼だったかもしれないけれど、まじまじとそのお嬢さんを見つめてしまいました。
上記の記事にあるように、卵子は提供されても、精子はご主人のもの、受精卵を友人に移植し、出産まで自分のお腹の中で育てるので、母親はだれか、というと「出産した当の本人」なのである。
ハーフということもあり、あまり似ていることを求められない?ので、自分で公表しない限り「周りに知られる」という心配はないと思うが、それよりも、何よりも友人に「そっくり」だったので、そちらのほうに驚かされた。
お腹の中で育てている間に似てくるものなのか??
なんでも、卵子提供者はアメリカで探し、自分とよく似たアジア系の女性で血液型も一緒などなど条件にあった人を選んだそうです。
自分のお腹で育てて、出産しているのだからまさに「自分の子供」ですね。
もちろん、卵子提供に関して、考え方は人それぞれあり、賛否両論あるかと思うが、一つの選択肢として、また、一つの幸せな家族がいる事例として紹介させてもらいました。
凍結した受精卵がまだ残っていて、そろそろ、二人目を計画している、なんてことも言っていたのでその後の展開を心待ちにしています。
さて、この友人曰く、「本当に子供が欲しいのであれば、方法はいくつかある!」と、
・体外受精の治療を続けるのであれば、ステップアップして顕微授精などの方法もある。
・自分の遺伝子は受け継いでなくても、「夫」の遺伝子を継いでいる、卵子提供という方法もある
・完全に血がつながっていない子供の里親になるという方法もある
と言われた。
これはどれも言葉として聞いたことあるものばかりであったが、突き詰めて、夫婦で考えたことのないものだった。
夫婦で彼女をきっかけに話してみたところ、夫には「里親は駄目なのかな?」と。
私自身の考えは、「自分に卵子がまだ残されていて、採卵できる限りは自分の卵子で子供を授かりたい」「里親への道を選択する前に、もう少し、自分たちで努力できるところまで頑張りたい!」というものだった。
夫にこの思いを伝え、誕生日を迎えるまで、あと半年、頑張らせてもらうことになった。
では、どうするのか?
まず、受精しなければ話にならないので「顕微授精」を選択し、その旨、KLCの先生にも伝え、次の周期から顕微授精をすることになった。
ということで、前周期から間を空けず、2017年6月15日、7周期目の最初の診察を受けることにした。
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⑦周期目&⑧周期目
2017年6月15日 KLC ホルモン値測定
E2------18
FSH-----10.4
いつも通り、血液検査→内診→診察の流れ
今日の担当医師に「顕微授精」をしたい旨相談、そうしましょう、と方針決定。
KLC後、いつものメープル鍼灸治療院で治療を受ける。
2017年6月23日 メープル鍼灸治療院で治療
2017年6月25日 KLC ホルモン値測定
E2------630
LH------5.8
P4------0.3
血液検査→内診→診察
採卵日が6/27に決まる
2017年6月26日 メープル鍼灸治療院で治療
翌日に控えた採卵に向けて体を整える
2017年6月27日 KLC 採卵
7:40受付
いつものように、精子は持ち込み、準備が整いナースセンターへ。
流れに乗って、施術室へ。
採卵1個!
一安心し、会計198,010円。
2017年6月28日 KLC 受精確認
なんと!久々に受精!「2連敗」していたので嬉しかった!
次は凍結確認、しばらく時間が空くが待つしかない。
2017年7月4日 凍結確認
電話をきっかり指定された13:00にかける。
なんと!胚盤胞まで育って、凍結できたとのこと!
初胚盤胞!初凍結!
夫にも今回、の結果を報告。
がっちりと握手!(抱擁でなくて、握手(笑))
今回、一旦子宮を休めて、次周期に移植をすることに決まる。
2017年7月6日 メープル鍼灸治療院で治療
初めて良い報告ができて良かった。
もちろん、まだまだ途中ではあるが一歩前進できた報告はする側も嬉しい!
2017年7月13日 メープル鍼灸治療院で治療
当日は、d1で本来ならば、とても嫌な日だが、今回ばかりは移植周期なので晴れやかな気持ちで迎える。
いつものように生理痛を伴い、だるいのかもしれないが、気持ちの持ちよう?で全く不快感がなかった。
メープル鍼灸治療院で治療のあと、KLCへ「顕微授精費用」「培養費用」「胚盤胞培養費用」「胚凍結費用」を支払いに行く。
支払金額は183,600円。
・・・・・顕微授精にするとさら治療費がかかるのね。。。( ´Д`)=3 フゥ
移植に向けて体を整える!
2017年7月25日 KLC ホルモン値測定
E2------524
LH------9.0
P4------0.2
移植日は8/1に決まる。
2017年7月28日 メープル鍼灸治療院で治療
移植に向けて体を整える!
2017年8月1日 KLC 移植日
8:00 受付へ
1周期目以来の久々の移植で緊張。
↓
血液検査(ホルモン値測定)
E2------191
P4------28.7
↓
凍結胚の溶解
↓
昼食をとる
↓
ナースセンターへ
↓
施術室へ
↓
いよいよ移植。
モニターに卵が運ばれ、子宮に戻される様子が映る
↓
痛い(゚Д゚;)
↓
ベッドに移動
↓
診察室へ
今日の胚移植情報を渡される。
総合評価「E」って。。。
妊娠率10%~19%ですかぁ、、、
しかも、卵の写真がうすらぼやけて力がないように見えるではないか、、、
私としては唯一の「持ち球」で「自分の卵」なので評価は受け入れるしかないが、その低さにがっかりしてしまう。
先生曰く、どうしても年齢の係数が掛け合わされるので評価は低くなってしまうとのこと。
ともかく、妊娠状態と同じなので、お酒などは取らないように、と言われ、フロモックス(※抗生物質)とデュファストン(※黄体ホルモンを補充し、無月経、月経周期異常、月経困難症、機能性子宮出血、不妊症などを治療する薬)を渡される。
↓
会計へ。
121,038円の支払い。
2017年8月2日 メープル鍼灸治療院で治療
移植後、着床を促すべく施術をしてもらう。
2017年8月5日 メープル鍼灸治療院で治療
着床へもう一押し?
2017年8月8日 KLC 判定日
ホルモン値測定
E2------261
P4------24.9
β-HCG----5.3
↓
β-HCG:着床後に胎盤になる部分から分泌するホルモンのため検出されれば着床を確認できます。
と、一瞬 β-HCGの値を見て、「おおおお💛!!!!」となるが、β-HCGは少なくとも50~60ないとだめらしい。
ただ、陰性確定ではないので、念のためもう一度一週間後に検査に来るようにとのこと。
ほとんどだめ、というのにさらに一週間待てとは、、、(;´д`)トホホ。
2017年8月13日 リセット
再判定日を前に、生理が来る。。
やっぱりだめだったか。
溜息が止まらない。
2017年8月8日 KLC 再判定日
ホルモン値測定
β-HCG----0.3
というとで、結果はわかっていたが、落ち込む。
2017年8月22日 メープル鍼灸治療院で治療
今回の結果を報告。
一緒に悔しがってくれるメープル先生。
でも、 β-HCGが少しでも値として出たとことは「着床しかかった」、という証拠で今回「かすった」感じだったのでは?と言われる。
確かに残念だったけど、今まで全く前に進まなかったケースとは明らかに違うので一旦、子宮を休めて、次の周期、またチャレンジすることを誓う。
続く