killarahanakoのブログ

43歳からはじめた不妊治療!47歳8か月で出産した超高齢ママ。愛犬ハナコのこと、日々の生活を不妊治療当時を振返りながら綴っています。

キララ家のピンチ ~ベビー君・ハナコを連れて家を出るの巻~

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2019年10月2日、 ベビー君、3か月になったばかりのこの日、 ついに、恐れていたことが起こりました。

 

産後クライシス。

もしかしたらこれが、夫の産後うつ

 

私のブログを読んでくださっている方は以前書いた内容を覚えてくださっているかもしれません。

 

私の夫、メンタルがちょっと不安定になる時があります。

 

特にお金の心配でパニックを起こし、私に対して暴言を吐いたり、どんどん感情がエスカレートして何時間も罵声を浴びせ続ける、ということが定期的に起こります。

 

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ベビー君誕生当初、NICUに入院するという予想外の出来事があり、夫はせっせと入院中のベビー君のお見舞い、おむつ替え、ミルクなど積極的にこなしていました。

届け出関係も着々と進め、張り切っているように見え、頼もしく思えていました。

 

出産後、ベビー君より一足先に私が退院、約一週間後にベビー君も退院となり、少しだけ里帰りをしました。

 

この里帰り、色々と思うところがあって早々に切り上げ、1週間半くらいで自宅へ戻ってきてしまったのでした。

 

海外に住む妹が私の手伝いにと一週間、一時帰国をしてくれて、その間、一緒に実家で過ごしていたのですが、妹が帰ってしまった後、すぐに自宅へ。

 

と、言うのも、実家とはいえ、与えられている部屋は客間(和室)、ベッドではなく、お布団で、棚などあるわけでもなく、すべてか横展開、、気が付くと部屋の中がもので散らかってしまうけど、片づける先もない。

 

食べたいものがあったらいいなさい、といいつつ、あれ食べろ、これ食べろ、、

 

今のうち寝ておきなさい、、と言いつつ、あれこれ用事を言いつけられる、、

 

今お風呂入りなさい、、今、ご飯食べなさい、、

 

見ていてあげるから、ご飯食べなさい、、ベビー君、お腹空いてるのよ!早く、ミルクを作りなさい、、

 

気にしてくれてあれこれと言ってくれるのはありがたいが、一貫性がなく、で、どうしろと??となってしまう。

 

愛犬とベビー君の3人でお世話になったのは事実だが、実家から離れて20年以上、

もはや自分の家ではない」ので疲れる。。。。

 

おまけに、母とはあまり相性が良くないのでこれまたストレスがたまる。

 

妹が帰ってしまうと、逃げ場がなくなってしまい、ストレスがピークに!!

夫に「もう、帰りたい」と連絡し、逃げ出すように自宅へ戻りました。

 

そんなことがあって、出産後、一か月も経たないうちに自宅へ戻り、夫、ハナコ(愛犬)とベビーの4人家族での生活がスタートしたのでした。

 

これが、いけなかったのか。。。

 

赤ちゃんの泣き声に耐えられず、1週間後に夫はリビングで寝るようになり、私は寝室にPCなどを持ち込んで家庭内別居的な感じに。

 

そんな時、ポロっと「全然可愛いと思えないんだ」と夫がつぶやいた。

そして、「泣き声を聞くとイライラする、腹が立って仕方がない」と言い出した。

 

母親の私でさえ、キツイので「仕方がないな」と夫の発言を深く捉えていなかった。

 

ある晩、疲れたからハナコの散歩に行けない、という夫に代わって夜10時過ぎにハナコを散歩に連れ出した。

 

これがとんでもないことになるキッカケに!!!!

 

30分で散歩から戻ると、ベビー君がギャン泣きしていた。

なんと、ベビー君、真っ暗な中、窓も締め切った状態の寝室に閉じ込められていたのだった、、、まだ気温も高く、蒸し暑い部屋の中で、、

 

なんて可哀想な!!!!!!

 

すぐに抱き上げ、なだめでもベビー君、興奮していたため、泣き止まず、、

 

すると、夫がものすごい形相で「うるせーんだよ!!!!!」と怒鳴りながら寝室に入ってきて、ベビー君を叩こうと右手を大きく振り上げた

 

私は「やめて!!!!!!!!」と大声で、非難めいた、軽蔑したような顔を夫に向け、ベビー君にかぶさるようにしてかばい、夫に寝室から出て行ってもらった。

 

母乳を吸わせ、ちょっと落ち着いたころに寝室からリビングへ行き、「一体、どうしたの?」と問い詰めると「泣き止まないから、閉じ込めた。近所迷惑だから窓閉めた」と。

 

私は、「30分もベビー君をみれないなんて!」とあきれながら、そして「月末の勉強会、半日もあるのに、これじゃあ、安心してあなたに預けていけないから、勉強会行くのやめようかな」と非難モード全開で言ってしまった。

 

すると、それが引き金となり、、、罵声を浴びせられることになった。

 

私に収入がなく、この勉強会が収入を得るための重要な勉強会なのに、行かないとは何事か? というのが夫の主張。

 

「まだ状況理解していないようだな。」

「いい加減にしろよ、経済的に最弱な人間のくせに」

「価値のない人間のくせに」

「お前と子供は不良債権

「金食い虫」

「疫病神」

不妊治療なんてするんじゃなかった」

「あーなんであの時、治療を止めなかったんだろう」

「いままでかかったお金、治療費と生活費を返せ」

「泣き声聞くと消えたお金の金額とイコールになって腹が立つ」

「お前と、子供の面倒は見たくない」

「子供にかかる費用は自分(私)で出してね」

「黙っているんじゃないよ、何とか言えよ」

 

と、この話を一方的にされているときに、洗面所の電気がつけっぱなしに、、

 

すると、「ふざけてんじゃねーよ」「無駄遣いばかりしやがって」と私の髪をつかんできた。

 

はい、、明らかなDVです。

モラハラでもあります。

 

「もう、お前らの顔も見たくない」

「いままで我慢してきたけど、もう限界だ」

「明日出て行ってくれ。」

「会社から帰ってきて、まだ家にいたらぶん殴るからな」

 

 と、、、

 

これまでもお金のことで怒られてきた。

 

確かに、治療にお金はかかった。

結果、授かり、無事に出産したことには感謝しかない。

 

身の丈にあっていないことをしているんだ

 

そのたびに、泣きながら「もう治療は諦める」、と何度も口にし、その後「諦めなくていいよ」という言葉が返ってきて、継続していたのに、、、

 

本音と建て前?

二面性?

 

翌日、ちょうど両親と妹が我が家に遊びに来る日だったので、予定通り来てもらい、前夜の出来事を話した。

 

両親は驚き、時折、夫に対する怒りの感情も出しつつ、「夫婦なんだから、上手くやりなさい。何かあったら帰ってきなさい」というはなしで終わり、帰って行ったのだった。

 

すると、、両親が帰ってから5分もしないうちに夫が帰ってきた!!

 

「はぁ??まだいたの?」

「いま、お前の両親とすれ違ったけどなに?話が付いたの?戻ってきていいって?」 

「ぶっちゃけ、もうさ、お前と子供を守るとかイヤなんだよね。」

「人生折り返して、もう自分のためだけに生きたいんだよ。」

「お金も自分のためだけに使いたいから」

「我慢するのとかイヤなんだよ」

「親父にお金を貸してほしいと言われた時に、貸せなかった自分が本当に嫌だった。」

「悪いけど、もう無理だから。」

「甲斐性なしですみませんね。」

「一か月もあれば、家具とか全部移動できるでしょ?」

「今ある貯金で当面生活できるんでしょ。」

 

・・・ここまで言われ、正直、体の震えが止まらなくなっていた

 この震えは怒り、恐怖、軽蔑などいろいろな感情からくるものだった。

 

前日夜の怒りに任せた罵声から一転、穏やかな口調で淡々と言い放ち、出かける支度をした夫に、どこへ行くのか尋ねたら、「はあ?なんで言わなきゃいけないの?」と、もの凄い顔をされたのを見た時に、もう無理だな、と心が決まった。

 

妹に電話をかけ、「実は今帰ってきて・・」と両親と妹が帰ってきてからの出来事を話したら「今すぐ迎えに行くから、お姉ちゃん準備して待ってて」と電車に乗っていが、引き返してくれることになった。

 

ベビー君のすぐに必要となるおみつやミルク、洋服、持てる範囲で準備、大切なハナコ(愛犬)も置いていくわけにはいかないので、ハナコの数回分のフードなどを準備した。

 

妹が到着、ベビー君を妹が抱っこ紐で抱え、すっかり日も暮れた中、ハナコは私が犬用のキャリーバックに入れ、抱えて駅までタクシーを拾いに出た。

 

この時の駅までの道のり、、たった10分だけど、忘れられない10分になった。

 

タクシーで実家へ戻ったら、両親が夕飯を用意してくれていた。

ありがたかった。

 

布団も用意されていた。

ありがたかった。

 

お風呂に入っているときに、父あてに夫から電話が入っていた。

直接聞いていなかったが、父曰く、「もう無理なんで。すみません。ずっと考えていたことなんで」と夫が言ったそうです。

 

父「夫婦のことだから、よく話してみたらどうだい?」

夫「いえ、無理です」

父「じゃあ、これっきりってことでいいですか?」

夫「はい」

 

・・・・。

 

この段階で、たんなる夫婦喧嘩ではもうなくなった。

夫と会話したことで、父も当事者になってしまった。

 

父は、冷静に電話で受け答えしていたけれど、電話が終わるなり、「もう諦めろ。あいつは無理だ、乳飲み子と産後間もない奥さんを家から追い出すなんて馬鹿な男だな。。

あとは弁護士つけてはなそう」と怒りを露わにして言った。

 

本当にご迷惑をおかけします、、、

 

翌朝、父が「よし、荷物、取りに行こう。」と車を出してくれた。

 

この日積み込んだのは、ベビーカー、ロッキングチェア、粉ミルク、おむつ、ハナコのフードなどかさばって先日持てなかったもの。トランクが一杯になってしまった(;'∀')

 

考えなければならないことは沢山あったが、目先のことで言うと2週間後にベビー君のお宮参りと百日祝い・お食い初めを控えていて、義理の両親が福岡からくることになっていた。写真スタジオも予約しているし、義理の両親の航空券、宿泊なども予約しているし、、

 

義理の両親にもベビー君を会わせてあげたかったけど、もうこの状態ではキャンセルでしょう、、

 

恥を忍んで、義理母に電話をかけた。

 

私「夫から何か連絡入っていますか?

義母「え?どうしたの?何かあった?

私「・・・、今、実家に戻っています。夫に出て行くように言われて、、ベビー君とハナコ連れて戻ています。

義母「え?????喧嘩でもしたの?

私「いえ、喧嘩ではなく、追い出されました。。。」(ここで私、泣き出してしまう)

 

事の流れをすべて話しました。

 

私「なので、今度のお宮参りはなくなるかと、、この状態では無理ですよね

義母「・・・あなたのご両親に合わせる顔もないし、、でも、バカ息子と話したいから、何考えてるのか聞きたいから、行くわ!

 

そして義母は、生活費は足りているのか?と聞いてきた。

 

これに対して、「生活は貯金で何とかしできるでしょ、と言われました。そもそも、私はお金(現金)を預かっていないので、、食費と雑費はカードで払うようにと言われてカードだけ持たされていますが、そのカードも返せと言われて、返しました。もともと、ベビー君にかかる費用はすべて私が払うようにって言われいますし、、」と答えると義母は絶句していた。

 

「あなた、仕事していないのに??呆れた、、、夫婦なのに、、、」

 

そうなんですよ、お母さん!お金お金って、、私現金一円も渡されていないんです。

 

あまりの衝撃だったのか、義母は言葉少なに「ごめんなさいね、ごめんなさいね、、、本当にごめんなさいね。出産して大変な時期にこんなことになって、、」と繰り返していた。

 

義母に謝ってもらうようなことはなく、それを聞きたいわけではなかったので、もうこれ以上話せないと思い、この日は電話を切った。

 

義母は夫に連絡するだろうか?

そうしたら夫は逆上するだろうか?

 

・・・もう、どっちでもいいよね、、

 

でもベビー君が可哀想で、、、

望まれて生まれてきたはずなのに、お父さんに愛してもらえないのか?

 

ベビー君を抱きしめながら、声を出して泣いてしまいました。

 

この事件が起きたのは一か月前、、今、これを書きながら、当時のことを思い出すだけでも涙が止まらないです。

 

悔しいやら、悲しいやら、情けないやら、、

 

続きはまた後程。。

 

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