killarahanakoのブログ

43歳からはじめた不妊治療!47歳8か月で出産した超高齢ママ。愛犬ハナコのこと、日々の生活を不妊治療当時を振返りながら綴っています。

不妊治療振返り④東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター(婦人科)での治療(その3)

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今日は病院主催の「母親学級」があった。

出産予定日がほぼ同じような方々と同じグループになり、親近感!

 

中には第4子出産予定というベテランママさんがいて、恐らく年齢も近い(失礼ながら・・)ので、若い2年目の看護師さんの話よりむしろ、その方のお話を色々と聞きたかった(笑)

 

今週は大好きな人とランチしたり、気分転換をする機会に恵まれたこともあり、気持ちも上向き➶。人と会って、話して、笑うって本当に大事なことだー!

 

さて、少しお休みしていた私の不妊治療の振返り

前回は、2回目の人工授精(AIH)がリセットとなったところまででした。

 

3度目の正直、ということで、3回目のAIHに向け、血液検査によるホルモン値のチェックのための通院再開

 

※2016年8月5日(金)血液検査・内診

※2016年8月6日(土)血液検査・内診

 

子宮に厚みがあり、今周期、排卵が早いかも、ということで翌日も二日続けての検査となる。

 

※2016年8月8日(月)血液検査・内診

 

結果、3回目の人工授精は8/12となる。

金・土・月と、こんなに詰めて通院したのはいったい何だったのか??

治療(ドクターの判断)に対して不信感を持つ。

 

※2016年8月12日(金)3回目の人工授精

 

この日は「山の日」と週末とで飛び石連休となるため、夫が会社を休んで病院についてきてくれた

人工受精直後の鍼が効果的とのことで、大森の病院から荻窪メープル鍼灸治療院へ直行する。ここにも夫がついてきてくれた。

 

時刻はまだ、15時頃だったので今度は夫のリクエストに応え、川口市まで足を延ばす。

 

翌日8/13はお盆ということもあり、母の実家のある宇都宮へ日帰りでお墓参りし、

さらにその翌日の8/14は父方のお墓参り

それぞれのご先祖様に手を合わせ、「うまくいきますよう、心からお願い」をする。

 

※2016年8月27日(土)リセット

 

残念な結果となったが、リセット前にどうしても気になって2日連続で市販の妊娠検査薬でフライング検査するも陰性、下腹部痛もあり、結果は想像できていた。

がっかりこそしたが、そこまで落ち込んでおらず、当時の日記を読み返しても「いよいよIVF体外受精)へ!」との文字しか書き込んでいなかった。

 

体外受精に向けて、説明会で確認した内容を以下、おさらいをする。

 

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東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンターART説明会資料より一部抜粋

 

体外受精とは>

排卵前の卵子を体外に取り出し(採卵)、培養液の中で育て(培養)、正常に発育・分化した受精卵(胚)を子宮に戻します(胚移植)。これら一連の治療法を体外受精胚移植IVF-ET:in vitro fertilization - embryo transfer)と呼ぶ。

 

日本でも1983年に出産報告がされ、近年の日本では年間3万人の児が体外受精および顕微授精などの生殖補助医療で出生しており、全出生に占める割合は2.5~3%、35人に1人の割合となっている。

 

体外受精の実施方法

 

(実施者)

日本生殖医療学会認定の生殖医療専門医の指導・監督のもと、日本産科婦人科学会認定の産婦人科専門医が担当します。研修医や医学生が担当することはありません同席することはあります)。

 

(卵巣刺激方法)

患者さんの卵巣機能や精子の状態など、ご夫婦の不妊原因を総合的に評価して、種々の卵巣刺激方法の中から選択します。代表的な卵巣刺激方法は以下です。

 

低刺激法

 

クエン酸クロミフェン(商品名:クロミッドのやサイクロフェニル(商品名:セキソビットのなど、内服薬を基本とした卵巣刺激方法です。発育卵胞数は少なく2〜3個の卵の回収をめざします卵巣への負担が軽く、また、コスト面での負担も少ない方法です。1日おき程度に注射薬を併用する方法もあります。卵巣機能が良好な患者さんはもとより、卵巣機能が低下傾向にある患者さんに対して、卵巣への負担が少ない方法として選択される機会が多いです。卵巣に指令を出す臓器である視床下部下垂体に原因のある排卵障害の患者さんは適応外となります。

 

中刺激法

 

ゴナドトロピン(FSH、hMG)製剤(商品名:フォリスチム®、ゴナールF®。hMGテイゾー®、フェリング75°等の注射薬)による卵巣刺激方法です。原則として、連日注射をします4〜10個の卵の回収をめざします。発育卵胞数は、卵巣機能の影響を受けます。卵胞の大きさが一定以上となり、血液中のエストラジオ(E2)の値が十分に高くなった時点で、排卵してしまうことを抑制するためGnRHアンタゴニストール(商品名:ガニレスト®、セトロタイド®)2の投与を開始にする場合があります。アンタゴニストを使用する中刺激方法を、アンタゴニスト法と呼びます。中刺激方法のうち、アンタゴニストを必要としない周期(FS H /hMG周期)は少なく、多くの場合、アンタゴニストが必要となります。注射には、来院して注射を受ける方法と、自己注射方法とがあります。注射の種類によ自己注射が選択できないものもあります。

 

卵巣刺激(排卵誘発)の注射薬は、大きく以下の2種類に分けられます。

 

 

uhMG(ヒト閉経後ゴナドトロピン)

製造方法、原材料>閉経後女性の尿

感染症のリスク>未知の感染症のリスクあり

<安定性>recFSHより低い

<使用実績>長い

<価格>recFSHより安価

<自己注射>認可なし(医療機関で注射*)

 

recFSH(遺伝子組み換え卵胞刺激ホルモン)

製造方法、原材料>|遺伝子組み換え技

感染症のリスク>なし

<安定性>髙し

<使用実績>比較的新しい

<価格>高価

<自己注射>認可あり

 

③高刺激法

大きく分けてショート法とロング法があります。

 

ショート法:GnRHアゴニスト(商品名:スプレキュア)(点鼻薬)を月経1~ 3日目から使いながらゴナドトロピン製剤を連日注射する方法です

 

ロング法GnRHアゴニストを前周期の卵胞期前期あるいは黄体期中期から使いながらゴナドトロピン製剤(注射)を連日投与する方法です。点鼻薬開始日から注射開始までの日数がロング法よりも長いものをウルトラロング法と呼びます。

 

完全刺激周期

いっさいの排卵誘発剤等を使用せずに自然な卵胞発育を期待する方法です。

 

それぞれの方法には複数のバリエーションがあり、ご夫婦にあったオーダーメイドな卵巣刺激方法を心がけています。

 

胚移植

胚移植は原則として経腟的に行います。子宮の位置や大きさによっては経腹的行うことがあります。移植胚数は、多胎妊娠に伴う母体・胎児のリスク回避のため原則1個です。残りの胚は冷凍保存いたします。発育を停止した胚は医療廃棄物として廃棄処分いたします。胚凍結、胚保管には別途料金が発生いたします。

 

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ということで、夫婦で決めるべき点

①卵巣刺激法は何を選択するか?

注射薬を使用する場合、どの種類を選択するか?

③夜の薬物投与は注射か点鼻か?

 

我々の結論は以下、

 

①中刺激法

recFSH(遺伝子組み換え卵胞刺激ホルモン)

③連日、病院にて注射

 

ということで、リセットから3日後よりスタートとなり、今周期の治療スケジュールは以下となった。

 

※2016年8月30日(火)注射※午後休

※2016年8月31日(水)注射※午後休

※2016年9月1日(木)注射※午後休

※2016年9月2日(金)注射

※もともと休み※週4シフト制、金曜休み→注射後メープル鍼灸治療院

※2016年9月3日(土)注射

※2016年9月4日(日)注射

※2016年9月5日(月)注射+内診※終日休

※2016年9月6日(火)注射※終日休

1日空けて

※2016年9月8日(木)採卵※終日休

※2016年9月9日(金)メープル鍼灸治療院

※2016年9月10日(土)移植

※2016年9月14日(水)血液検査(ホルモン値)※終日休

※2016年9月23日(金)妊娠判定

 

体外受精に向けて、大変だったことは、上記の通り、毎日仕事を途中で抜けなくてはいけない、かつ終日休みをもらわなくてはいけない日が出てくるので会社の許可を取らなければならなかかったこと、治療していることを公表しなければならなかったこと、あと、最大のピンチは夫の海外出張が予定されていて、肝心な精子が採取できないかも!という心配があったが、ぎりぎり出張前日の移植となり、無事に精子を採取、なんともバタバタなスケジュールとなった。

 

しかし、今思い返しても、当時の会社の方には本当に迷惑をかけてしまった。会社側としては治療について、ダメとも言えないし、退職勧告するわけにもいかないし、、、

シフトのやりくり、周りへの影響、、私が上司だったら、頭が痛かっただろうな。

 

まぁ、当の本人は退職覚悟でお休みの相談をしていたのだけど。

 

東邦大学医療センター大森病院のリプロでの体外受精について、詳しくはまた次回に!

 

※<参考資料>

www.lab.toho-u.ac.jp

 

www.lab.toho-u.ac.jp