キララ家のピンチ ~ベビー君・ハナコを連れて家を出るの巻・三日目/急展開(前半)~
ベビー君・ハナコを連れて家を出て3日目の朝を迎えた。
天気も良く、ハナコを近所のドッグランに連れて行くことにした。
このドッグラン、無料で入れる!さすが郊外!
実家に拠点を移したら、毎朝ここにハナコの散歩に連れて来れるな♪
でも、ハナコは犬見知りが激しく、なかなか輪の中に入って行けず、ずっと私のそばを離れない(笑)
こういう生活もいいよね。
爽やかな気持ちで戻ると夫から電話がかかってきた。
私の携帯に、、、。
心の準備ができていなかったので一度、スルーをする。
何を言われてもいいように、大きく深呼吸し、折り返した。
私「電話もらったみたいだけど?」
夫「うん、電話した。」
私「どうしたの?」
夫「今日か明日に迎えに行くから」
私「え?どういうこと?」
夫「いや、、迎えに行くよ」
私「今ちょっと決められないから、私にも考えなきゃいけないことがあるから」
夫「わかった」
私「・・・いったん切ります。」
一体どういうつもりなのか??
まさか、荷物がなくなってハッとして迎えに行くなんて言い出したのか?
そりゃあ、ベビー君のロッキングチェアとかが急になくなると殺風景になるよね。
まさか、本当に出ていくと思っていなかったのか?
そりゃあ、ハナコがいつも出迎えてくれるのに、いなくなったら寂しいよね。
まさか、お母さんから電話があって説得されたとか?
そりゃあ、、、ないわー。(人の言うことは聞かない)
まさか、世間体を気にしてるとか?
そりゃあ、もっとないな。
「まさか」、「そりゃあ」、が頭の中で交互に出てくる。
本当に、どういうことなのか??
ちょっと落ち着いてから、両親に電話があったことを報告。
父は「何言ってるんだ今更。あいつは俺にもふざけたことを言ったんだぞ。絶対帰ることはない!迎えになんかこさせない!」と怒り心頭。
母は「迎えに来るっていうなら来させなさい。どんな顔してくるんだか、、ただ、今日は止めなさい。明日迎えに来てって言ったら?」と冷静な感じ。
ちょっとほかの人にも相談してしまった。
頭パニックで何も考えられなかったから。
Aさん「戻るなら、もう暴言はかない、暴力は振るわないという覚書を書かせたほうがいいよ。モラハラは精神を蝕むから、平気と思っても、あなたから自信やプライドを奪って本来のあなたではなくなってしまうからね、、、。いつでも逃げられるように準備しておかないとね。命を失ってからでは遅いから、、あなたもベビー君も。これはDV、モラハラだからね!あとご主人は病気だよ。通院して治療するのを条件に戻るとか何かくぎを刺しておかないと。」
Bさん「戻ってはダメ。戻るなら一か月後とか。もっと懲らしめないと。不便さを味わらせて反省させないと、、ご主人、異常だと思うから、全部ペーパーに残しておいてね。地域のシェルターとか探しておいたほうがいいよ。今度何かあったら、暴力振るわなかったとしても警察呼んだほうがいいよ。警察はちゃんと立ち会ってくれるから。」
戻る?戻らない?
覚書?
シェルター?
警察?
AさんBさんとも法律に詳しく、バツ1、夫からのDV,モラハラで離婚、調停も経験済みな頼もしい人たち。
因みに二人とも学年は違うけれど同じ大学出身。
私たち、つくづく男を見る目ないよね、、と言っている仲間だった。
「キララはどうしたいのか?」と二人に聞かれた。
どうもこうも、もう思考ストップしてしまって何も考えられない。
これがモラハラを受け続けている人間が陥る精神状態、思考停止状態なのか?
これからどうなるの?
どうしたいの?
ベビー君のために最適なのは??
とりあえず、お昼を食べることにした。
続く
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